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AnimeEffectsで2D画像を動かす

現状のAIによるアニメーション生成ではクオリティの問題もあり、自分の意図したことが出来なさそうなので、多少手間は掛かっても別な方法で達成できないか考え始めた

どうやら、キーフレームアニメーションという考え方がある様だ。古典的かもしれないけど解決するならいい。これで手軽にアニメーションを作成できないかを試した。今回はAnimeEffectsを使用する


なぜ、導入したか

基本的に絵を描くこと、アニメーションを作成することをしてこなかったので、効率的であることと同時に学習の敷居が低くて済むものを選んだ。効率といっても作成の効率と学習の効率と種類の違う内容があるので、両方を満たせないと厳しいと判断した

比較

Emoteも検討したのだが、チュートリアルを読んでいるとキャラクターのサイズ感が固定されるように見受けられた。後、1段階くらい学習の敷居が低いとよかったので見送った。そこまですごいアニメーションを作ろうとはしていないからだ

Live2Dも、Vtuberとして使うには大本命だとは思うし、たぶん、アニメーションも作れる。だけど、チュートリアルを見たところ、学習の敷居がめちゃくちゃ高いと感じた。時間も相当、必要かと思われる。お手軽にちょっとアニメーションさせたい感覚でいたので向いていないと思った。モデルを販売するマーケットもあり、労力的にそりゃそうだよねって価格で売っていたので妙に敷居の高さは納得できた

前提

ハードウェア

  • Windows PC

  • Google Colabratory

GPUを使う場面はGoogle Colaboratoryで行うので、PCのスペックはそこまで高くなくても出来るかと思う。Anime EffectsがGPUをどれだけ使用するかは確認しておく

ソフトウェア

  • AnimeEffects

  • Stable Diffusion

設計

フローは下記の通りである

アニメーション作成のフロー

どんなものを作りたいか?

キャラクターの一部を少し動かすことで、アニメーションしているように錯覚できたらOK

とりあえず、一旦、クオリティは忘れて、自分の頭で描きたいものを思い描く、そうすると実際にすることが分かる(何をしていいか分からないから脱出できる)ので描写を文字に起こしてみる

# 一枚絵
夜、レトロな風景にて
町を歩く女性がこちらを見て微笑んでいる

# アニメーション
彼女は時折り首を傾けている

#見て期待したいこと
Chillい感じになれればOK

なお、実際の絵を出力してより良い、手を付けやすいイメージが変わるかもしれないので適宜、再設計をする

そもそもアニメとは

アニメーションて定義にもよるのかもしれないけど、背景が少し動いてもまるでアニメーションしているかのように錯覚すればOKでは?

イメージを膨らませるのに参考にした動画

キーフレームで目パチや雨を降らす方法具体的には分からないが、XY軸にオブジェトが動いている感がある部分は取り入れたい

背景の雨が降っているだけでもアニメーションぽいし、キャラクターの体の膨らみで呼吸しているように見えるのもよい

パラパラ漫画を思い出すが、前提よりパラパラのように一個ずつ絵は作成できないので、目パチの差分(レイヤー)をうまくキーフレームに落とし込めるかは今後、調べていく。首あたりが動くでもアニメーションぽいと感動した

実践

一枚絵を用意する

Stable Diffusionで作成した一枚絵(画像)

結果的に当初の設計に合わせたいい感じのイメージを作れなかったので再設計する

# 一枚絵
1 girl, smiling, sleep, she floating, night sky, her hand is hidden, full body
(女の子1人、微笑む、眠る、浮かぶ、夜空、手を隠す、全身)

# アニメーション
彼女は穏やかな眠りに付いている(羽根を動かして浮遊感、心地よい眠りを表現する)

#見て期待したいこと
Chillい感じになれればOK

AnimeEffectsの「自由な形状に変形させる」を使用して、フレーム単位でどこまで動かすか指定する。2秒でどこまで動かすか指定して、0秒をコピーして4秒に貼り付けるとループ画像を作成することが出来る

編集画面

後はテキトーにエクスポートすれば完成だ

AnimeEffectsでアニメーションさせた例について

評価

使い方を把握しているわけではないのだが、かなりお手軽でよい。今まで絵を作ることが出来なかったので手を出す機会がなかったが、AIに絵を描いてもらえたのでこうして素材があると楽しい。羽根の部分(?)を少し動かすだけでもアニメーションぽく見えるのは面白い

まとめ

ちょっとしたアニメーションであれば、全てAIに頼らなくても少しの労力で内容によっては意図した通りに動かせるのはよい

経緯

経緯については負の感情が渦巻いているので読み飛ばしてOK

AIによるアニメーションの精度の問題

残念ながら、AIによるアニメーション作成は実用レベルまで至れていないと感じている。何より絵が安定しないことはアニメーションにおいて致命的だと言える。流石に同一人物を描こうとしているのに1枚1枚生成して超えた違う人、違う服、違う顔が出てきたら、許容範囲にもよるが自分の中ではNGだ。また、AIのWebサービスによる1枚絵からのアニメーション生成ツールも、本人が望んだ形式のアニメーションが作れる可能性があればアリだが、個人的に作りたい形のものではなかったし、ツールを使いこなして意図通りになる未来は描けなかった

※評価基準は人それぞれであるので、アリな人はアリでいいのではないか

Youtubeの解説系動画への苛立ち

Youtubeに動画を上げている人達は、本人が実用するというよりは紹介という形で動画を上げている印象がある。猜疑的に見れば、再生数が稼げれば、実際に試した結果、うまくいかなくてもどうでもよく、他の人が使うときに実用性があるか(少なくても自分にとって実用性があるか)まで考えていない動画ばかりだと思っている。結果、見ても何も実りがないのだけど、動画投稿者は皆さんに有用な情報を提供する体裁をとった、情報を提供するだけのクソなニュースサイト、レビューサイトと変わらないと思っている。つまり、一件、見るまではあなたにとって美味しい情報だと思わせるけど、実のところは美味しかなんて知りませんて感がある

更には話題だけ出すのは結構、悪質だと思っている。ユーザー(少なくても私)は実際の動作、アウトプットがみたいのに、製品のデモすら検証すらしないのに「いいですよ」って誤解するようなタイトル、見出しに思えるからタチが悪い

また、本当に検証したのか怪しいところもあるし、自分で検証した結果、うまくいかないこともあるはずだけど、なぜ、最高だぜって感じに見せられるのか感覚が理解できない

以上、負の感情がたまって、何とか自分にとっての解決方法はないのかと考え出したのが経緯だ

自分のことを振り返って

とは言っても、私の記事も100%の再現性はお約束はできないし、前提の環境も違うことによる結果の差異もある、人によって求めることも違うので合わないこともある。そのため、100%、あの界隈の人たちを悪くは言えないのだけど。対策として出来るだけ、こちらの状況を伝えて、自分に置き換えて考えられるように記事を書いていきたいと思う。嫌なことは再現しない。簡単なことであればコメントで対応できるかと思うので、レスを貰えれば対応する

おわり!

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