おはようございます！
いまエジプト・カイロの小学校で教員（主に体育）として活動している、シェリーフ（エジプト名）です。教員とはいっても、他の先生の授業のサポートをする程度のことしかまだできていませんが。あとは子どもと遊んで、喋って、歌って、踊って、ご飯を食べて...。と学校でのんびり過ごしています。

シェリーフの活動先はエジプト日本学校（Egyptian Japanese School：EJS）という、日本式の教育を導入しているエジプトの公立学校です。日本式教育として取り入れられているのは、「特活（特別活動）」と呼ばれる掃除、学級会、日直などを中心とする活動です。

これまでエジプトでは学力偏重の詰め込み型教育が一般的で、テストで良い結果を残すための教育が行われていたそうです。学力だけではなく、主体性、協調性、社会性などが身につく日本式教育に注目していたエル・シーシ大統領が「特活（Tokkatsu）」の導入の協力を日本に要請し、EJSは2018年に開校しました。現在はエジプト全国に約50校のEJSがあり、200校まで増やす計画もあります。

このEJSで運動会のようなスポーツ大会を企画・開催、体育の授業の質を上げていこうというのが僕の役割です。とはいうものの、アラビア語がまだうまく話せないので、思うように活動できていないのが現状ですけどね（涙）。言語と文化の壁にぶち当たっていますが、それをどう乗り越えるか、自分自身楽しみです。

現在は大学院を休学して、エジプトに来ています。研究の関心は「スポーツを通じた開発」です。この分野は主に開発途上地域の貧困、紛争、教育、保健福祉などの諸問題へのアプローチ法の一つとしてスポーツを活用して、それらの課題を解決していくという考え方です。エジプトで「スポーツを通じた開発」に関して、どんな研究ができるか模索中ですが、色々とチャレンジしていきたいです！

エジプトの教育、文化、ご飯、生活...などを伝えていきます！
それでは、また！

シェリーフ