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第3回:学校給食編【スペイン滞在記🇪🇸】

Hola! Cómo estas? (背景写真は伝統的な朝ごはんのチュロスです。)

今回は給食編ということで、スペインの学校給食制度について紹介します!

まずは、スペインのお昼休憩について。
スペインのお昼休みは、午前の部が終わると2時間ほど休みがあります。なので、多くの子どもは家に帰り親と一緒にお昼ごはんを食べるケースが多いです。さすがシエスタ(お昼寝)の国ですね!なので、親が働いていたり、家に不在の場合に、給食や売店を利用するケースが多いようです。中にはお弁当の持ち込み制度がないような学校もあるようで。

施設に関して、給食室が学校に設置されているところもあれば、給食センターから配送されて、学校で加熱するところもあるそうです。

2017年のデータによると、小学生の34~45%、中学生の10%が給食を利用しています。

レストランでは、少し味が濃い目だったり、みんな大好きメニューがいっぱいなバルセロナですが、もちろん栄養面にも配慮されています!

教育省と保健省が作成した「学校給食に関する合意文書」をもとに制定された法律では、学校給食における特定の対策(メニューの質の担保、特別なニーズを持つ子どもに適した食事の提供など)について定められていたり、不健康な食品や飲み物(飽和脂肪、トランス脂肪、塩分・糖分などが多いもの)の広告や学校内での販売の禁止についても言及されたりしています。

また、近年気候変動への懸念やデスクワークや不健康な食生活を原因とする疾病の予防や健康への関心が高まっており、「地産地消」や「サステイナブルフード」が注目されています。具体的には郷土料理や現地の新鮮な食品を利用して、これまでメインで消費されていたメニューに加えて、環境や栄養に配慮されたメニューを提供しています。

もちろん改善すべき側面もあり、主に栄養面が課題とされていますが、個人へのニーズも関心が集まっており、宗教面やそのほかへの価値観も、学校のニーズに基づいて調整される必要があるとされています。

さて、どんな給食が食べられているのでしょうか??パエリヤばっかりなのでしょうか??ここではその一例を紹介していきます。僕は学校に潜入できないので、イメージをもとに手書きしました。ご了承ください。笑

①Cocido Completo
これは具沢山で、栄養満点な煮込み料理です!豚肉、チョリソー、ハム、鶏肉、キャベツ、エンドウマメ、にんじん、ひよこ豆、じゃがいもなどが入っています。

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②Purrusalda
こちらは野菜スープのようなもの。バスクを起源としていて、ネギが入っているのは特徴的。

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③Huevos Rebozados
スコッチエッグ?のような見た目!

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また、スペイン人の友人たちに給食の思い出についてもインタビューしてみたところやっぱり世界共通なのでしょうか、野菜はみんな大嫌いだそうで。

特に、野菜サラダとひよこ豆、魚は嫌いな代表格らしく、肉料理や揚げ物はみんな大好きなメニューだそうで!世界共通でしょうか笑
メニューが選択制のところでは、野菜がなるべく入ってないメニューを選択するそうです。

中には、給食のおばちゃんが食べ残しを許さない学校もあったようで、口に押し込むように強要されたのも思い出だそうです。

スペイン料理が出てくる給食!夢のようですね😭

それでは、Adios!

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