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超ド文系の英語科教諭が、もっと科学的根拠に基づいた教育的判断を下せるようになりたいとい…

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超ド文系の英語科教諭が、もっと科学的根拠に基づいた教育的判断を下せるようになりたいという一心で、大学院に通い始めました。ここは、勉強していることを文字にして思考を整理したり、仕事をしている中で、疑問に思ったことを後からじっくり考えられるよう記録しておく場所として使います。

最近の記事

「セルフ・コンパッション」の自分なりの定義

更年期に差し掛かり、体も心も不安定になりがち。そんな中、元旦に「毎日、その日の自分の良い言動について3つ挙げる」という今年の目標を立て、昨日久しぶりに自分に向けてnoteを更新した。そして、布団に入る時にふと、 という言葉が頭をよぎった。多分、『テレフォン人生相談』あたりで聴いたんじゃないかな。就寝前にふと思い出すくらいだから、とても説得力のある人から聴いたんだろう。大原先生だったかも。 そしてついでに、"セルフ・コンパッション"という言葉も連鎖的に想起した。これは教育や

    • 2024年の目標

      2024年1月1日は「一粒万倍日」と「天赦日」が重なる最強の開運デー!らしく、日付変わって真夜中の0時〜1時の間に目標を立てると良いと耳にしたので、早速やって見ることにした! 研究について 1ヶ月1冊レビューを書く(EdrawMindを使ってみる!) 研究レポートを投稿する 修論のリサーチクエスチョンを決める 健康について 体重マイナス10kg(3月の人間ドックまでマイナス3kg) ジムに通う 仕事について 無理をしない 多感覚に訴える授業をする 家族に

      • 社会人大学院生1年目を振り返って

        在職しながら通える大学院の下調べに始まり、募集要項取り寄せ、説明会参加、入試対策、出願書類準備などに約2年かけて、50歳になった年に入学した大学院博士前期課程(修士課程)、専攻は教育学。四半世紀前に、学部からそのままストレートマスターで商学修士号を得ていたが、今思えば、その頃私がしていたことは「研究」と呼べるようなものではなく、ただ必要な授業を履修し、求められる枚数の修士論文を書いただけだった。 昨年度はフルタイムで勤務しながら週に1回大学院に通い、夏季に集中講義を受けるな

        • 4/10(月) 新学年(高校3年)のオリエンテーション。昨年と同じメンバーだけど朝2時間の学活が命と考えて、アイスブレイクとして椅子取りゲームをした。常に座れなくなる人は優しいのかな。委員・係決めは15分でスムーズに決まり、学年集会へ。数年ぶりの校歌練習。卒業までたくさん歌おう!

        「セルフ・コンパッション」の自分なりの定義

        • 社会人大学院生1年目を振り返って

        • 4/10(月) 新学年(高校3年)のオリエンテーション。昨年と同じメンバーだけど朝2時間の学活が命と考えて、アイスブレイクとして椅子取りゲームをした。常に座れなくなる人は優しいのかな。委員・係決めは15分でスムーズに決まり、学年集会へ。数年ぶりの校歌練習。卒業までたくさん歌おう!

          タスク整理ができず、日常生活がままならない人を救いたい

          そんな人を探していたら、鏡の中にいた? いやいや。もとい。 私の場合は「詰んだー!」という状況に自分で意識的に持っていくタイプ。私が今探しているのは、タスクが整理できなくて洒落にならないレベルで「人生、詰んだー!」と頭をもたげることがよくある人たち。 事の始まりは去年の夏。大学院でニューロ・ダイバーシティ(脳の多様性)について学び、その授業内でアイデアソンが開催された。そこで、私たちのチームが日常のあらゆるタスクを整理するデジタルツールを提案し、ファイナリストに選ばれた

          タスク整理ができず、日常生活がままならない人を救いたい

          大学院の指導教官のスルーが意外とキツい

          50歳になって修士課程に入るとき、最も心配したのが自分と指導教官の年齢差だった。肩書きから、お若い人なのだろうということはわかったが、噂で聞いた年齢は30代前半。私との年齢差は20歳近くある。私の方は学術的知識はないが、現場を踏んで何も知らない訳ではないので、私の意欲が強いほど嫌われる可能性はあるとは思っていたが、これまでのところ、指導教官との関係性を樹立することは想像以上に難しい。 実は私の姉もまた、40代で大学院に戻り歯学博士をとったのだが、その1年目、指導教官からかな

          大学院の指導教官のスルーが意外とキツい

          「遅刻」と「学習定着度」の研究で徹夜して寝坊。そして自分が始業式に遅刻しそうになる

          その前日も夜遅くまで大学院の課題に取り組み、徹夜。38時間後に寝床についたその翌朝、見事に寝坊した。アラームに気付いてスマホを見たら「7:17AM」‼︎ いつもなら電車に乗っている時間。それにその日は始業式!数日前に「遅刻と忘れ物を絶対にしないこと!」って自分の担任クラスのGoogle Classroomにポストしたとこだった。(偉そうに。お前がな!) 飛び起きて着替えて、身支度して玄関を出たときスマホをチェックすると「7:27AM」。(Yes, I can! )自宅を出

          「遅刻」と「学習定着度」の研究で徹夜して寝坊。そして自分が始業式に遅刻しそうになる

          フルタイムで働きながら50代になって大学院に行ったら、課題に想像の5倍くらいの時間がかかることに気づいた

          実は、20代でも学部からストレートで修士課程に進んだ経験がある。あの時は、今から考えると、本当に何にも勉強していなかった気がする。いや、それなりにはしていたのかな。とにかく、今は一つ一つのことを考えて、悩んで、調べて、読んで、検証して、また元に戻って、悩んでの繰り返し。「Aha!」というのがイマイチない。それでも「今日こそは形にするぞ!」と意気込んでいたら、今日が大学院のオンライン講義の開始日だった。いかん。タイムマネジメントが破綻している。 仕事の方の準備がまるでできてい

          フルタイムで働きながら50代になって大学院に行ったら、課題に想像の5倍くらいの時間がかかることに気づいた

          教員が使う、言葉の化学調味料

          さて、「学校の『皆勤・精勤賞制度』を無くすと、どんなインパクトがあるのか」の分析方法についてカイ2乗検定を使うことにはしたが、その後、熟慮した結果、「皆勤・精勤」の代わりに「遅刻回数」を用い、「学習習慣」については、「全校一斉英単語テストの偏差値」を指標として使用することにした。これを、正月からずーっと続けている。3日に歌舞伎鑑賞に行くも、それ以外は基本ずっとパソコンと睨めっこ。一つがわからないと、いちいち調べて読み漁り、そこから思考が枝分かれしてしまう。困った。 とまあ、

          教員が使う、言葉の化学調味料

          学校の「皆勤・精勤賞制度」を無くすと、どんなインパクトがあるのか。カイ二乗検定で「皆勤・精勤」と「学習習慣」の関連性を見てみる。

          勤務校には「皆勤賞」と「精勤賞」というものがある。皆勤賞は、欠席・欠課(保健室等で授業を休むこと)・遅刻・早退が年間一つもない生徒へ、精勤賞は欠席が1回までの生徒に贈られる。但し、精勤賞は少しややこしく、「遅刻・早退の合計が6回で欠席1回とみなす」というルールがある。(年間遅刻を6回もする生徒が、年間たった1回休んだ生徒と同じ扱い?という議論は、今は置いておく。)この管理が実は意外と大変なのだ。特に自分が研修日で学校にいない日、副担任がホームルームに行くのだが、この時に記載漏

          学校の「皆勤・精勤賞制度」を無くすと、どんなインパクトがあるのか。カイ二乗検定で「皆勤・精勤」と「学習習慣」の関連性を見てみる。