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辛い時こそ好きな思い出を思い浮かべる

バカなやつだな本当に。笑
そう笑い合えることも少なくなった。歳をとるにつれて孤独と向き合いながら、何とか自分を保っている。辛い時の特効薬は私にとってバカらしいけれど楽しかった思い出だ。今年25になるが、楽しかったことを忘れてしまっていることに気が付いたので書き残しておく。

あれはツボに入ったなあ、10年経った今でも覚えている。授業中に野球部の友達が疲れて机に突っ伏して寝ているとき、血行が悪くなった時に体が自然に反応する。ビクッ!
それが無性に面白くて授業中に声を殺して笑っていた。

何故そんなに面白かったか振り返ると、同じ野球部の奴のことは嫌いと思う事が多かったにも関わらず野球下手ながらも一生懸命なめげないやつだったからだと思う。自己中で口が悪くて手も出してくる奴だったけれど何処かでコイツを認めている自分がいた。だから可愛らしい一面に思わず笑ってしまったんだろう。

ところで、俺が笑った時、奴が眠い目を向けて放った一言は『何笑ってんだ、気持ち悪りぃな』だった。

一瞬で愛情が殺意に変わったのもまた覚えている。

以上です。

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