「いっしょ」っていい言葉

2歳2か月の息子は、「いっしょ」という言葉をよく使う。

食事で鶏肉を食べていると、お肉を一切れ僕に差し出してきて、一緒に食べようと訴えてくる。

同じように、僕が水を飲むと、息子は「いっしょ」と言ってコップを持ち、水を飲み始める。その姿を見て、僕は思わずニッコリとする。

息子にとって、周りの人と何かを共有することは楽しいに違いない。自分はひとりじゃない、自分には仲間がいて、自分は大切にされていると感じているのだと僕は思う。

考えてみれば、僕はどんなときに幸せを感じるかといえば、時間にしても物事にしても、誰かと一緒に過ごしたり、取り組んだりしているときだ。ひとりで過ごす時間は必要だけど、僕は大切な人と一緒にいる時間が大好きなんだ。

そう言えば、妻と結婚したいと思うようになったきっかけは、「この女性と夜ごはんを一緒に食べ続けたい」という気持ちだった。妻とごはんを食べるのが楽しくて、料理をしていたのだ。

子育てでも、息子とたくさんの時間をともにして、何気ない日々を共有しているから楽しいと感じられるのだと思う。一緒にお風呂に入ったり、一緒に寝たり、ごはんを食べたり、リビングで追いかけっこをしたりする中で、息子への愛しさがどんどんと増している。

大切な人と一緒にいられるって、とっても幸せなことなんだなあ。そんなことを感じながら、僕はスヤスヤと眠る息子の頭を撫でている。


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