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棗 (ナツメ)


バラ目、クロウメモドキ科、ナツメ属の植物。


『一日三個で老い知らず』と、身体にとても
有効との言葉が残るほどの実をつける植物。
楊貴妃もまた、この実を好んで食べたという。
古代中国の五果の中に、桃、李、杏、棗、栗
この様に名を連ねているもの。


その葉は互生し落葉樹には珍しく光沢を持つ
もの。淡く緑色で透明感をもった繊細な花は
控えめで目立たなくとても可愛いものである。
ナツメとは、夏に芽吹く事からその名がつく。


ナツメは美容にも良い実との事で知られる。
多くの鉄分を含むことから、貧血予防効果が
あるのと、カルシウムの豊富さには骨粗鬆症
(コツソショウショウ)の予防にもなる。


ホルモン生成物質、パントテン酸の効能には
ストレス軽減、花粉症や風邪の予防にもなる。


ナツメはそんな健康への複数もの効能から、
とても良い花言葉が並ぶ。


『健康』特に女性への健康サポートの役割が
多いとされている植物なのでこの言葉がつく。


『若々しさ』アンチエイジング効果を讃えた
言葉であり美肌、髪の毛の美しさにも寄与。


『あなたの存在が私の悩みを軽くします』 
このストレス時代における、メンタル面での
サポート役も果たす精神安定効果を表す。


産後の女性の身体の修復に、入院されてる人
の支援に、心の病に悩まれる人の負担軽減と
そんな方々に手を差し伸べてくれる植物。


古くは平安時代、『本草和名』という薬物書
の中に薬品として記述が残っているもの。
日本に渡ってきたのは奈良時代、中国を経て
その実が薬として渡来したものとされている。
ナツメの実を乾燥させたものが、生薬の名称
では『大棗』(タイソウ)と呼ばれるもの。
その有効成分は、サポニン、トリテルペン、
カリウムなどのミネラル類、ナイアシンや
葉酸などビタミンB類、ベンジルアルコール
配糖体、などが含まれる。




和名 棗 (ナツメ)
洋名 ジュジュべ (JUJUBE)
学名 ジジファス ジュジュバ
   (ZIZIPHUS JUJUBA)
分類 バラ目、クロウメモドキ科、ナツメ属
種類 落葉樹
草丈 10〜20m
開花 春〜夏
花色 黄
花径 5mm
原産 南ヨーロッパ
言葉 健康
   若々しさ
   あなたの存在が私の悩みを軽くします
撮影 宝塚


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