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「麗しき島々」収録曲紹介 10.ようかい(種子島)

種子島の古老が歌う音源で知り、非常に気になって調べて地元の方に質問しながら着想を膨らませました。12番まで残っていますが、有名なのは5番までです。ちなみに、「ようかい」というのは妖怪ではなく、「よしよし」というような意味の方言です。
こちらも笹子さんプロデュースの曲で、極上の子守唄に仕上げてくださいました。刃物の生産が盛んな種子島から屋久島に出稼ぎに出て…という当時の人の営みが伝わる歌詞です。笹子重治さんのギター、そして渡辺亮さんの優しいカリンバの音や波を思わせる鳴り物を添えてくださいました。


ようかい
種子島古謡

ようかい ようかい ようかいよ
この子が よっと(静かに)寝たならば

息をほしとしょうものは
お前が父様どけいたか

あれは屋久島 鎌売りに
鎌が売れぬかまだわせん

一年たってもまだわせんど
二年たってもまだわせぬ

三年三月に状が来て
状のうさか(上書)と読んで聞かしょ


笹子重治:arrangement,guitar
渡辺亮:percussion

もし、応援をしてくださる方がいらっしゃればよろしくお願い致します。