見出し画像

「麗しき島々」曲紹介 12.月二寄セル唄~ええうみ/Месечинко льо(メセチンコリョ)


「ええうみ」をライブでやる時に、佐藤みゆきさんが「ブルガリア民謡でも「月」にちなんだ曲があるので一緒に歌うのはどう?」と提案してくれたのがきっかけでこの形になりました。ブルガリア・ロドピ地方の民謡です。
奄美とブルガリア、月を見ながら物思うのは今も昔も、世界共通なんだと思いました。
こちらも、「千鳥浜」同様に8年くらい温めていた弦でのアレンジで、
ようやく日の目を見る事ができて嬉しいです。
このスタイル、もう少しいろいろな曲でも挑戦してみたいと思っています。

八月やなりゅうり飛(とぅ)び羽(ばね)やねらぬ
ハレ兄弟(うとぅじゃ)片羽(かたばね)や からちたぼれ

一つある羽や 加那しゃ背に着せてぃ
ハレ吾(わぬ)や奥山ぬ かずらだすき

お十五夜ぬ月(てぃき)や 神美(かみぎゅ)らさ 照りゅり
ハレ 加那が門(じょ)に立たば 曇(くぼ)てぃ たぼれ

朝寝しゅる 朝(すぃかま) 床向かてぃ 見りぃば
ハレ 吾が置(う)かぬ花ぬ あるが不思議


(ブルガリア語)
Месечинко льо, грейлифка,
грейлифка и светалифка,
ти грееш по целия свет,
нашено село грееш ли ?

ねえ、輝くお月さん
きみは輝いて
世界中を照らしてる
俺の故郷の村も照らしているかい?


江草啓太:arrangement,piano
佐藤みゆき:chorus
吉田篤貴:violin
菅野 太雅:cello


もし、応援をしてくださる方がいらっしゃればよろしくお願い致します。