見出し画像

ランサムウェアに感染した社労士システムはどうなるのか?

✅ランサムウェアに感染


昨日から社老士専用ソフトが使えなくなったという記事を書きました。

システム会社のエムケイシステムから続報が入りました。

当社のサーバーがランサムウェアによる第三者からの不正アクセスを受けたことを確認いたしました

ランサムウェアに感染したそうです。

ランサムウェアとは、感染すると端末等に保存されているデータを暗号化して使用できない状態にした上で、そのデータを復号する対価(金銭や暗号資産)を要求する不正プログラムです。

警察庁より

データが暗号化されてしまってそれを復元するために金銭を要求されることになります。現在は金銭要求はないのですが今後のことが心配になります。

✅ランサムウェアに感染からの復旧日数

以前に話題になった徳島県の半田病院は復旧に2ヶ月以上かかったそうです。

徳島県つるぎ町の町立半田病院は、2021年10月末にランサムウェアの被害を受け、電子カルテや会計などすべてのシステムがダウン、過去分も含めて8万5千人分の患者データが暗号化される事態となりました。

地域を支える基幹病院であった同病院の電子カルテシステム停止のダメージは大きく、救急患者を含む新規の患者の受け入れを停止し、手術の中止や、徳島県西部で唯一受け入れていた産婦人科での出産も受け入れを停止するなど、地域医療に災害レベルのダメージを与えました。

結果的に、2か月以上にわたって通常診療ができなくなり、また、基幹システムの再構築を行うことになったため、2億円近い費用を投じて新規に電子カルテシステムの再構築を行うことになりました。

TD SYNNEX BLOGより

社労士が一番忙しい時期がまさに6ヶ月です。6月に毎年の雇用保険や労災保険の金額を決める年度更新という作業があります。

6月1日から7月10日までに手続きを終えて会社が労働保険料を支払いが完了しなければならないことになります。
さらに最悪なことに7月10日までに今度は社会保険を決める算定基礎の手続きもあります。これはギリギリ8月まではいけるので何とかなりそうですがそれでも影響は大きいです。

2ヶ月もかかっていたら事務所終わる

✅損害賠償について

今回については6月10日支払いの給与計算ができない状態です。さらにいつまでこの状態が続くのか分からない状態です。
給与の支払いができないとなると社労士事務所ではなくて会社にも迷惑がかかります。信用も落ちてしまいます。

最悪顧問契約を解除された上に会社からの損害賠償もありえます。

社労士事務所も損害賠償するというツイートも見かけました。4月のときもひどかったけど今回はさらにひどいです。






よろしければサポートお願いします。会社に役立つ情報を書いていきます。