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離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由を読んで①

たまたま、インスタかTwitterかで、この本の著者アルテイシアさんの新刊を目にした。

水色とピンクのグラデーションきれいでタイトルの文字も好み♡ジャケ惚れ!!

それがコチラ 
自分も傷つきたくないし
他人も傷つけたくないあなたへ 
アルテイシア KADOKAWA

え?私にですか?と言いたくなるタイトル。
そしてこれは全人類に当てはまるのではないか?ということは全人類が読むべき本なのか?と思い
図書館の蔵書検索をかける。

初めて出会う作家さんだし、なんだか不思議なお名前だし、冒険家タイプではない私は、一先ず図書館の恩恵に預かることに。

が、しかし、なかった。
やっぱりな…と思いつつも、アルさんの(アルさんって読んでもいいですか?)他の著者は3冊ほどあったので、その中でも新しめのコチラを借りることに。

離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由
アルテイシア 幻冬舎

読んだ本より読んでない本の方が画像が大きくてキレイなのはご容赦願う。ま、期待値の表れということで。

今回は、この本を読んで感じたことなどをつらつらと書いていこうと思う。

普段、口に出さないような単語がいーっぱいで、とても刺激的だった(笑)

ただ、もう本を返却してしまったので、事細かなところまでは書けない。うろ覚えの範囲で。ま、私もJJの端くれ(JJとは熟女という意味)色んなことを忘れがちなのである。

まずは読み始めてすぐに、この著者の人生どうなってんの!?とテーマパークのパレードを思い浮かべた。

ただそこに立っているだけでも、次から次へ向こうから割と派手めな出来事がやってくる。

子宮を全摘出したという話があったけど、私も婦人科系の手術を1回している。
別に隠してもないから書くけれど子宮外妊娠というもので、卵管に受精卵がとどまってしまって緊急手術をしたのが、かれこれ7年前かな?

子宮外妊娠であっても妊娠検査薬は陽性を示す。

その前に2回科学的流産をしていることもあり、今回は大丈夫かなぁ?と心配と嬉しさとが交互にやってくる中、産婦人科医のあっさりとした「子宮じゃないとこに、あるな」の後にあれよあれよと卵管切除となった。

だから片方しか卵管がないんだ♪

それでも有難いことに2人の子どもを授かることができた。

この本には「子宮を取ることが女じゃなくなることだと思ってる人がいる」ということが書かれていて、私も卵管取ったら女じゃなくなるって思っていたかもしれないと、術後ひと段落した2日目の夜、同室の人たちに悟られぬよう声を殺して泣いたのを思い出した。

私はあの日、誰のために、何が理由で泣いたんだっけ?

ただ忘れているという可能性もあるけど、よく思い出せない。人間というのは忘れていく生き物だ。でも、自分が可哀想だったんだろうな。みんなにはあるのに私にはもうない。みんなはMAXあるのに、私にはHARFしかない。

アルさんは子どもを望まない人、私は望む人、という点で違いはあるかもしれないけど、先程書いたように女性しか持ち得ない臓器のことで自分が随分と悲観的になってまったのは、やはり本に書かれているように世の中の根強い風潮のせいもある。と思う。

女性なんだから子どもを産まなきゃ!結婚したんだから次は子どもだね!なんて言われても無ければ思ってもなかったけど、きっとそれだ!と思う。

言い切らないのは、記憶が乏しいため、過去の自分が思ったことすらキッパリ言い切る自信がない。

そして、自身の経験から、こういう話題や妊娠出産について話す時、めちゃくちゃ気をつかっていた。(過去形)

ある人に「過去の自分を傷つけないため?」と聞かれ、そうじゃないと言い切ったことがある。自分が辛い想いをしたから、出来るだけ周りに同じ想いをする人が少なくて済むようにと思ってそうしていた。

でも第二子が出来て絵本を伝える時に、どうしても妊娠出産のことや子育てのエピソードが入ってくるし、入れなくても伝えられるけど、それは私のリアルではないし…と、ある日から気にしない!!と決めてSNSに出し始めた。

じゃないと逆に子育てをしている人たちに絵本を伝えられる機会を自ら奪っているとも思った。

その時はまだ、この本に出会ってないのだけど、後にその部分を全肯定してくれることになる。

この本を読んで、私が気を使っていたこと自体が、産みたくても産めない人たちを苦しめていたということに気付かされた!というか、思い出すことができた。

かつて自分もそうやって苦しんでいたのに、何をやっているんだこのバカタレがー!!とアイスチャレンジしたような気分。頭から目に見えない氷水が降ってきた。本当に人間って忘れていくよね。

私は今のところフェミニストではないけれど、少し前から、慣れすぎて麻痺してるんだろうなとは感じている。

私みたいな人は、自分たちで自分たちを苦しめているんだよな。そんなことにすら気が付かずに、自分で傷ついて、周りには気をつかって…。

まさに、冒頭に載せた「自分も傷つきたくないし
他人も傷つけたくないあなたへ」
を読むしかないな、と思っている。

え!!うまいこと伏線回収できて自分でも驚いてしまった!!

次は、著書のなかにあった毒親について思ったことを書こうと思う。



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