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来たれ、梅雨の晴れ間

傷があったり熟しすぎたりして梅干し用に使えなかった梅を用いてジャムを作る。それでも残った調理に不向きな梅の実は、木の下に埋める。梅仕事で好きなのは、こんなふうに無駄がないことだ。

片づける時は重ねることができる野田琺瑯

一方、道具の片づけにはかなりの収納スペースを要する。竹の大ザルや漬物容器を無駄なく使い回すには、冬に切り干し大根を作ったり味噌や漬物を仕込むといい。以前は好奇心も手伝って何かと取り組んだものだが、近年すっかり道具を眠らせるようになった。こうなったら都合よく「人生には余白も必要」とか「ハンドルにも遊びがないとね」などと言って、自分を納得させている。

かくして1年間も重石をしまっておくとなると、その間にカビが生えては大変。しっかり乾燥させておきたいのだが、このところ雨続きでまだ片づけられずにいる。

4.5kg と3.5kgの重石

これらの重石は梅の塩漬けに使ったもので、梅酢が上がった今は軽めの重石を載せている。梅酢から梅が顔を出すと、そこからカビが生えてしまうからだ。

軽い重石はお皿で代用も可能。但し、注意点が・・・

このお皿は「大相撲のお土産でいただいたけれど要らないから」と言っていただいたもの
周り回って辿り着いたわが家で、何年も活躍してくれている

当初、私はお皿なら何でもよいと思い込んで、大きさだけで選んだ平皿を載せた。ところが、いざ土用干しをする段になって蓋を開けてみると、皿は無惨にも溶けて粉々になっていたのだった。まるで砕けた骨のよう・・・と思って気がついた。

ちゃんとボーンチャイナって書いてある
ホントに骨でできていたのか🫢

やはり道具はそれ専用の安心できる素材のものを選びたいと思った次第。

かといって今更また道具を増やすわけにもいかないので、来年以降も今ある重石とお皿を駆使して使い回すために、ひたすら梅雨の晴れ間を待っている😆