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いつか「今」を振り返って笑い合えたら

こちらの記事は、mizuhoさんに「他己紹介note」として執筆いただきました。
mizuhoさんが私にインタビューし、私にかわって「自己紹介」してくださっています。

こんにちは、えいです。

2024年2月に出産を控え、現在はお仕事などはセーブして自主企画のインタビューライターの作業をしながら出産に備えて準備しています。

というか、準備したい気持ちはあるのに、なかなか眠気には勝てん……!という日々を過ごしています。

「こんなゴロゴロしてていいんかなあ」

と思うこともありますが、出産という人生の大きな転機を目の前した私が、(どんなにゴロゴロ寝てばかりに見えようとも)どんなことを思っているのか書き記しておくことは、今後にとって意味のあるものになるのではないか。

そんなことを思って、今の私をつらつらとこのnoteに書き残してみることにします。

自分の思考の枠組みを確かめる

眠気に苛まれながら、やりたいこと、お仕事のこと、これからどういう人生にしたいのか……この1週間いろんなことを考えていました。

過去の経験から、もう10年以上もサードスペースを作りたいと思っていること。その思いを最近は少し忘れかけていたこと。

今後はフリーランスのライターになる自分を想定していたけれど、フリーランスのライターなら〇〇をやるべし!という固定概念がいつの間にか形成されていたこと。

それをできそうにない自分を直さないといけないという思考回路が出てきたりすること。それと同じぐらい、苦手なことは無理にやらなくてもいいのではないか、と視野を広げていきたい自分がいること。

ライターだけではなくマーケティングにも興味があるので、ライターとマーケティングを掛け合わせて仕事にする道もあるのではないかということ。でも、その選択肢は、通っていたオンラインスクールで学んだ枠組みの中だけの思考回路になっているのかもしれないこと。

「で、これから具体的には何をするの(したいの)?」

その答えは出ていないけれど、これから出産・育児に専念することによって社会から一度少し距離ができるこの期間に、思考をじっくり組み直してみるのも悪くないかもしれない。そんなことを考えています。

迷いながら、それでも進む

今、やりたいことについて比較的迷いがあるようにも感じるのですが、振り返ってみても「迷いがなかった」という時期はあまり思い出せないんですね。

NPOでのインターン、スナックでのアルバイト、未経験でのエンジニア転職、オンラインスクールでの勉強……決断してチャレンジしてきたことは事実としてあるけれど、迷いがなかったことはない。

それでも、「目の前の中の選択肢で興味のあることに飛び込む」。「勝算はないけれど、とりあえずやってみるか!」という気持ちで進んできた自分がいます。

だから、今後もそうやって迷いの中で、目の前にある選択肢の中から最善を選んでいくのかもしれません。

自分のものの見方がキャリア選択には大きく影響している気がしていて、ものの見方は家庭環境に影響を受けていると感じることがあるので、その意味では教育やキャリア分野には、じわじわずっと関心を寄せ続けている気がします。

より納得のいく選択を次世代にはしてほしいという思いもあって、具体的ではないけれど何らかの形で、少なくとも自分の子どもには、なにかしてあげたいと考えています。

具体的ではないこの想いも、迷いながら、それでもなくさずに持っておけたらいいな。

「どうせ」と思いつつ諦めきれないもの

これまでの自分の思考パターンを振り返ると、「とりあえずやってみよう!」と楽観的にチャレンジしてきたわりに、「どうせ〇〇」と諦めてしまいがちなところがあったように思います。

それゆえに人との関係性においては壁を取っ払うことに苦手意識があり、人見知りだと自分について感じているんです。

なのに「人見知りではない」ようにみられることが多くて、それについてモヤモヤしてみたり。めんどくさいですねー!

でも、人見知りといいながら、よしもとに入りたかったぐらいには、人を喜ばせることが好きだったりするんです。

肩の力がいっときでもいいから抜けるような、悩んでいることがどうでもよくなるような、そんな人になりたいというのはずっと思っています。

変わっていくことの希望

今は「誰かに何かできる人でありたい」ということと「もう少し自分自身の内面を変えていきたい」ということが、もっぱらの興味関心なのかもしれないな、とここまでつらつらと書いてきて感じています。

思考回路は家庭環境や教育に影響を受けていて、その後の選択や行動に紐づいてくるものだと思っているんですけど、私固有の特性というよりは変えていけるものだとも考えているんですね。

自分の過去と今を比べても「すごい変わったな」という実感があるし、これからもきっと変わっていけると希望を持てているのかもしれません。

これまでの人生で、「人は変わる」ということを体感できて、本当によかったです。ここまで生きてきて、本当によかった。今が一番幸せかもしれない。

生きるのに手一杯だったこともあったけれど、今は「仕事をもう少しできたらな」と欲しいものに手が伸ばせるようになった。「貢献感を持ちたい」とやりがいを求められるようになった。

ここまでちゃんと土台を作ってきた自分をちゃんと褒めてあげたい。

そして、これから生まれてくる子どもと、家族と、自分自身と、これからも向き合って生きていった先で、「こんなことを考えていた時期もあったね」と、このnoteを読みながら笑い合えたなら、私はとっても幸せだと思う。

Writer:mizuho
#他己紹介note

他己紹介へのお礼(えい→mizuhoさん)

mizuhoさんへ

他己紹介note執筆、改めてありがとうございました!!

この記事の元となるインタビューをしてくださったのは、今から1ヶ月半ほど前ですね。
その間に第一子を出産し、なんだかもう遠い昔のように感じます〜
当時は、ホルモンバランスからかめっちゃ眠い日々でした。今は今で、はじめての新生児の育児で眠いんですが(笑)

書いていただいた記事を読み返しても、「あぁこれは今の私ではなく過去の私だな」と思います。
自分の内面が劇的に変わったわけではありませんが、気づかないうちにグラデーションをなぞるように毎日変わっていっているんだなと。
(当時よりも心のハリがある気がします。子供の存在が、私を迷いから少し自由に、パワフルにしてくれているのかも)

書き残しておかないと意識にものぼらないほどの変化を、毎日繰り返している。
だからこそ、何気ない日々を書き残しておきたくなるんでしょうか。

この記事に立ち昇る1ヶ月半ほど前の私を愛おしく感じられるのは(と自分で言うと気恥ずかしいですが)
mizuhoさんが、その時点での等身大の私を、こうしてとてもやさしい眼差しで掬い上げ、言葉にしてくださったからですね。
自分自身では書けなかった「私」がそこに。
もし自分で普通に自己紹介の記事を書いていたら、もっとエエカッコしようとしちゃっていたと思います。繕って、実際の姿がぼやけていたと思います。

インタビューいただいた際には脈絡なく好き放題に話しまくってしまい(爆)
記事にしていただくのはとても大変なのでは…あわわ…と思っていましたが…
とりとめない私の話を、こんなに素敵な文章にしてくださりとても嬉しいです。

「みっともないとかカッコ悪いとか自意識過剰にもがいている私も、一生懸命に生きていて可愛いやん。どの時点での私もまぁ悪くないやん」

そう思えて、心身のコリが温かく和らぐ心地です。

1ヶ月半前が完全な過去になったわけではありませんが、記事タイトルのように「今」とは切り離されたものとして振り返ることができています。

過ぎたときを、微笑ましく眺められている。
どんな自分も、実はそんなに悪くないんだろうな、と思えている。
この記事を読んでそんな経験ができました。
ありがとうございました💕

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