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地方企業・中小企業・スタートアップの”事業パートナー”として活躍!AUBAの「オンラインコンサルタント」を深堀る!

こんにちは!eiiconが運営するメディア「TOMORUBA」編集長の眞田です。

このnoteでは、「 #eiiconなひとびと 」というシリーズで各メンバーやチームなどを取材し、eiiconの仕事の魅力について深掘りしています。今回、取り上げるのはPlatform事業部のオンラインコンサルタントです。

eiiconが運営するオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」には、”新たな事業を生み出すためにオープンイノベーションを活用しよう”という中小企業や地方企業、スタートアップも数多く登録しています。そうした企業の課題をヒアリングしながら伴走支援していくことが、オンラインコンサルタントの役割と言えます。

――そこで今回は、Platform事業部の事業部長である栗山彩香(上画像)と、eiicon代表の中村亜由子を招き、具体的な支援事例や仕事の醍醐味などについて深堀りしました!

地方企業がオープンイノベーションに取り組むキッカケに

――オンラインコンサルタントの支援事例についてお聞きしたいと思います。「AUBA」では地方の中小企業も数多く登録されていますが、栗山さんが担当している中で印象に残っている支援事例を教えてください。

栗山 : 製紙業が盛んな静岡県富士市の企業、東洋レヂンさんの支援は印象的ですね。同社は、昭和42年に創業した医療機器・医療部品のプラスチック成形及び着色・混錬を行っているメーカーで、近年では、環境負荷の少ないCNF(セルロースナノファイバー)をプラスチックに混錬させた新素材を開発しました。

この新素材をモノづくりに活かすため、使うだけで廃プラを叶える、環境に負荷の少ない3Dプリンター用フィラメントを静岡県との共同特許(出願中)で作成することに成功しています。

しかしながら3Dプリンターはまだまだ一般的ではなく、工業用に使われるか、ものづくりが好きな一般ユーザーが使うといった狭まった用途しかないのが現状です。

そこで東洋レヂンさんは、3Dプリンターを使うことで、思い描いたものを気軽に制作できるような、制作者と依頼者のマッチングプラットフォームを構築したいというビジョンをお持ちでした。ただ、そのようなビジョンはありながらも、どう実現していくかまでは着手していない状況だったのです。

――そのような課題を抱える中で、東洋レヂンさんはオープンイノベーションで活路を見出すために「AUBA」に登録されたということですね。

栗山 : はい。私たちが支援に入り、まずは取り組みたい事業のテーマが少し抽象的だったので、「どんな企業と連携し、具体的に何をしたいのか」をディスカッションしながら解像度を上げていきました。支援を開始して2ヶ月目以降は、具体的なテーマに基づいて連携先の企業を探索。現在、支援を開始して3ヶ月が経ちますが「AUBA」を経由してすでに4社と話を進めるまでに至りました。

――連携先が見つかり、3Dプリンターの新規事業に本格的に取り組むのはこれからだと思いますが、現時点で東洋レヂンさんからオンラインコンサルタントの支援に対してどのようなフィードバックがありますか?

栗山 : 「自分たちの思い描いていた新規事業のビジョンについて、具体化できるイメージを持って行動できるようになった」といった声をいただいており、私たちの伴走支援に価値を感じてもらっています。実際に、3Dプリンターのプラットフォーム開発については、それぞれ強みを持った企業と連携しながら、複数社のオープンイノベーションという形で話が進んでいる状況です。

また、東洋レヂンさんは富士市が運営する「CNFプラットフォーム」に加盟しているのですが、今回のケースが富士市の地元企業がオープンイノベーションに取り組む一つのきっかけになっていると感じます。

オンラインコンサルタントは、スタートアップ経営者の「事業パートナー」と言える存在

――それでは次に、スタートアップの支援事例についてもお聞きしたいと思います。

栗山 : そうですね。印象的な支援事例の一つが、アークメディカルジャパンさんです。同社は、国内最大級の身体の専門家プラットフォーム「XPERT(エキスパート)」を開発・運営しており、4万人以上の方が利用しています。

「XPERT」は多くの身体の専門家(理学療法士、作業療法士、柔道整復師、鍼灸師、トレーナーなど)が集うプラットフォームのため、身体に関する知見は多く収集できている一方、身体の専門家が専門分野以外を学べる環境をつくっていく事業にも取り組みたいという考えをお持ちでした。

――そうしたビジョンを実現するためのパートナー探しのために、アークメディカルジャパンさんは「AUBA」をご活用されたんですね。

栗山 : はい。しかしながら、「AUBA」内で興味のある企業にメッセージを送っても、なかなか返事をいただくことができない、もしくは返事があったとしてもただの情報交換で終わってしまうという悩みを抱えていらっしゃったのです。そこで私たちが支援に入り、アークメディカルジャパンさんのプロフィールページの書き方から、メッセージの内容、面談時のコミュニケーションの仕方などをアドバイスしました。

すると、メッセージの返信率は向上し、面談内容も実りあるものになったのです。現在は協業可能性のある4社ほどとお話を進められている状況です。オンラインコンサルタントがしっかりと支援に入ることで、事業のスケールに一歩近づくことができる。そのように実感できる事例だと思います。

――スタートアップ支援に関しては、社長など経営トップと直接コミュニケーションを取る機会も多いと感じます。そのような方々を直接支援することができることが、オンラインコンサルタントのやりがいの一つと言えるかもしれませんね。

栗山 : そうですね。実際に、スタートアップ経営層の方からは「事業に関する相談ができ、改善点などもきちんと指摘してくれるのがありがたい」といった声をいただくこともあります。Platform事業部のオンラインコンサルタントの仕事は、「スタートアップの経営層と一緒に事業を推進していくパートナー」と言えると思います。

――最後に、eiicon代表・中村さんにも一言いただきたいと思います。中村さんから見たオンラインコンサルタントの仕事の醍醐味とは、何でしょうか?

中村 : 現在日本では、人口減少や高齢化に伴う地方経済の衰退や中小企業の後継者不足といった問題が深刻化しています。そうした問題を解決するためにも、「新規事業創出を経営手段の一つとして当たり前のように使えること」が重要だと言えるでしょう。地方企業、中小企業、スタートアップなど経営資源が限られる中でも、自立自走して新しい事業を生み出すことができる。そのための支援をすることが、オンラインコンサルタントの使命であり、醍醐味であると思います。

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