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それでも今を生きてゆく【人生エッセイ】

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長年の接客業の経験から、また心理学から考えた生きること、人生についてのエッセイです。
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#人間関係

そうして悩みは消えていって、次の悩みが僕らに生まれる。

どうして悩みは尽きないのだろうかと思う。ある悩みがそれとなく解決しても、また次の悩みが生…

青木詠一
4年前
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見えないもうひとりの私。

この頃の私は、本当にどうかしていて、何をするにも素直になれない。職場ではいっつも膨れっ面…

青木詠一
4年前
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仕事という名の戦争と同じ戦士。

怒りのような感情が、私の中で込み上げたとき、私はまわりの誰かの表情を見るクセがある。こん…

青木詠一
4年前
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怒らない大人になって。

どんなときに、”怒る”のが正しいのだろうか?と、この頃、ふと、そんなふうに思う。大人であ…

青木詠一
4年前
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失いそうな心を取り戻す方法。

人の心は、案外、簡単にどうにでもなるものだなぁと、この頃の私は思う。人の、といっても、そ…

青木詠一
5年前
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何も持たない自由。

ようやくわかってきたなぁって思う。どんなにイヤなことも嫌いなことも、とりあえずは素直に受…

青木詠一
5年前
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泣くではなく鳴くために。

この心が、まるで深い森の中の誰も知らない湖のように、とても静まりかえっている。なんて穏やかなんだろう。 でも、見上げれば、空にはまだ厚く覆われた雨雲が、今にも泣きそうになっている。まるで眠れない夜と見えない不安にただ、怯えている私のことを、同情でもするかのようだ。 こんな時、とても美しい声で歌を唄えたらどんなに素敵だろうかと思う。誰もいない森の中で、生き物たちも眠りについた静けさの中で。 人にとって、歌はきっと野生の「鳴き声」と同じことなのだろう。「泣き声」じゃなく、あ