ゼア・ウィル・ビー・ホラッチョ

映画好き。 好きな監督:ポール・トーマス・アンダーソン、セリーヌ・シアマ、ジュリア・デ…

ゼア・ウィル・ビー・ホラッチョ

映画好き。 好きな監督:ポール・トーマス・アンダーソン、セリーヌ・シアマ、ジュリア・デュクルノー、グザヴィエ・ドラン、ブライアン・デパルマ、デヴィッド・クローネンバーグ

最近の記事

On Bowie

Kindle端末を買ってから電車でよく本を読んでいる。また読書がはかどるんだこれが。 Simon CritchleyのOn Bowieを最近は読了。これがまた良かった。田中純の『ボウイ 無を歌った男』も読み始めてるけど、Critchleyの本はフルスピードで突き抜けるラブレターという感じで、再読し始めている。 実はワイは今までボウイに興味なかったというか、あまり好きでない作家の橋本治が好意を示していた歌手だから反発を覚えていた。しかし、ジム・アンド・アンディでスターマンが

    • abandon all hope ye who enter the void

      ギャスパー・ノエ『エンター・ザ・ボイド』を見る。 いや、すごかったね。YouTuberのDeepFocusLensさんが2000年代の好きな映画のリストに確か上げていたはず。ZodiacとかThere will be bloodとかワイとめちゃくちゃ趣味かぶっとるやん、そら好きになるはずやわ、と思って常々見たいと思っていたのだった。 ドラッグをキメている状態で死んでしまった人の魂がさまようのをPOVで見ているような感じ。この死後の魂は、ほかの人の脳に入り込んでその人視点で

      • マン・オン・ザ・ムーン

        昨日は『マーガレット』を見ようかと思っていたが、結局アンディ・カウフマンの動画がYouTubeのおすすめに出てきて、『マン・オン・ザ・ムーン』を見てしまった。 最初に見たとき(1・2年前?)はそこまでパッとしない印象だったが、今見返すとめちゃくちゃおもろい。 これはたぶん、『ジム&アンディ』(上の映画の製作中にジム・キャリーが役に入り込みすぎた様子をとらえたドキュメンタリー)を見ていたこともあったかもしれない。 Roger EbertとPeter Bradshawのレビ

        • 皮肉の衰退

          自分の中で皮肉な態度が衰退していると感じる。 そも皮肉とは何か。言葉とは裏腹な意味を含ませること。特にそれが意地悪な攻撃に使われるというニュアンスがある。 就職してから、「ノー・ブル̪̪シット、ノー・ナンセンス」な言動や行動をしなければならなくなったからか。 そもそも、自分は皮肉を言いた過ぎてたまらない人間なのだと思う。パッシブアグレッシブのマスターというか。 現実生活で皮肉ばっかり言っていると人間関係が崩壊するので、本や映画の中で皮肉に浴していくしかないのだろう。

          Donnie Darko & Hayley Richman

          今週はドニー・ダーコと20センチュリーウーメン(邦題だとウーマンだけど映画の内容的に明らかに複数形だよね)が届いたので、今日はドニー・ダーコを見ていた。 やはりカルト映画オブカルト映画という感じ。自分にとって何度見ても色あせない映画になっている。 思わずDVDを爆買い。やはり映画はいいね。 ドニー・ダーコの終わりあたりで流れる「Mad world」を聴くと、Hayley Richmanのことを思い出す。Radioheadの曲を中心にカバーしているYouTub上でブレイク

          多和田葉子を翻訳する人たち

          (6) 第2回翻訳家座談会 多和田葉子著『献灯使』Translators’ Roundtable #2 - YouTube ↑まだちゃんとはみてないけど、いろいろな言語の響きが聞けて楽しい。タイ語とかトルコ語とか。 多和田さんとの出会いのきっかけは、町田康がおすすめしていたことだった。言葉遊び大好き人間として通じるものがあったのだろう。 以来、多和田さんの本の半分くらいは読んでいる気がする。クヌート3部作のラスト、『太陽諸島』は買ったがまだ読んでいない。社会人になると本

          多和田葉子を翻訳する人たち

          そして読みたい本: ' Francois Truffaut', ' cinematic overtures' by Annette Insdorf. '失われた時を求めて'。永遠の積読本。 "ナチュラル・ウーマン" "愛について"

          そして読みたい本: ' Francois Truffaut', ' cinematic overtures' by Annette Insdorf. '失われた時を求めて'。永遠の積読本。 "ナチュラル・ウーマン" "愛について"

          最近はネット麻雀ばかりしていて、読書を全然していないことに危機感を覚える。麻雀は面白いけど界隈の人たちのミソジニーやルサンチマンに嫌気がさしてきた。Abemaのコメ欄は見ずに、純粋に選手たちのプレーや実況を楽しむのが良いのだろう。

          最近はネット麻雀ばかりしていて、読書を全然していないことに危機感を覚える。麻雀は面白いけど界隈の人たちのミソジニーやルサンチマンに嫌気がさしてきた。Abemaのコメ欄は見ずに、純粋に選手たちのプレーや実況を楽しむのが良いのだろう。

          今日、REALFORCEというキーボードを買って、めちゃくちゃタイピング心地が良くて、8か月間眠らせていたnoteを更新し始めた。安直なやつ。

          今日、REALFORCEというキーボードを買って、めちゃくちゃタイピング心地が良くて、8か月間眠らせていたnoteを更新し始めた。安直なやつ。

          MUBIに昔登録していたのだが、登録を復活させたい気持ちが高まっている。いまはオーソン・ウェルズやアンドレア・アーノルド、ハロウィーン・ホラーなんかが見られるよう。 たぶん、頻繁にMUBIをみるというよりも、シネフィルとしての自分のステータスを確認したくて登録するのだと思う。

          MUBIに昔登録していたのだが、登録を復活させたい気持ちが高まっている。いまはオーソン・ウェルズやアンドレア・アーノルド、ハロウィーン・ホラーなんかが見られるよう。 たぶん、頻繁にMUBIをみるというよりも、シネフィルとしての自分のステータスを確認したくて登録するのだと思う。

          魅惑のシアター・イメージフォーラム

          渋谷駅から徒歩10分。エッジのきいたセレクションを誇る映画館、シアター・イメージフォーラムに行ってきた。 前からずっと行きたかった。インスタでカサヴェテスのポスターが美しく展示されていたのを見たことがあった。心無いものの仕業によってポスターが外壁から剝ぎとられてしまった映画館。 ガラス張りの細長い建物。受付スペースには上方へ向かう階段がある。それは2階へと続く階段ではなく、映画のチラシを所狭しと並べるための階段。 スクリーンは地下一階にある。階段の両脇にも所狭しとポスタ

          魅惑のシアター・イメージフォーラム