見出し画像

年末に同期達と飲み会をした話

昨日で年末年始の休みも終わり、本日は出勤する方々も多い……とは全く思えません。
だって単純にスーツ姿の人全然見かけなかったですから。
土日よりも空いている電車に自分一人だけがスーツ姿でいるこの悲しみ、分かる方には分かると思います。偏頭痛が悪化したので、さっさと帰ってきましたよ。ええ。

まあそんな中、例にならって私の同期達も皆出勤してた(と思う)のですが、昨年末に同期と飲み会があったわけです。忘年会ってやつですね。
ただ、これくらいの代になってくると、飲み会に集まる同期も大体固定化されてきます。私もここ最近は1年に1回行くか行かないかになってきました。
少し話が逸れますが、私の同期はそこそこ人数が多く、経験者採用や専門職の人も加えると結構な数になります。もはや「あの同期とか2年くらいみてねえや」とかそういうレベルです。なので、知らないうちに同期が出向してたり、辞めてたとか全然普通ですね。
そんな環境なので、同期飲みという名目で行われても、いつものメンバーでただ飲む会になっており、話す内容も大体同じになってくるわけです。主に仕事、結婚ですね。
更に言うと、遅かれ早かれ「役所組織に染まってくる」年代でもあります。決して、それが悪いとは言いません。ただ、同期達との会話に若干のギャップを感じる自分がいるのも、また事実であります。今日はちょっとその時の飲み会の話を雑談チックに書いていこうと思います。気楽に読んで行ってください。

1.残業時間の話

毎回、飲み会は夜の7時スタートです。
まあ、お分かりの通り、この時間からのスタートじゃ、まず人が集まりません。スッカスカです。大抵ここで集まれるのは、時短の同期かメイン業務が窓口での接客且つ、その後に事務作業が殆どない同期だけです。なので毎回、幹事になってくれる同期は時間通りに来れないので、時間通りに来れるサブ幹事が置かれるわけです。そこから大体8時近くになるとチョロチョロと増え始めるわけですが、総務部門や子育て部門、教育部門等々の同期は、まだまだバリバリ働いている時間なので、一向に姿を現しません。そんな彼等も9時近くになってようやく1人か2人顔を見せますが、2時間制で予約していたこともあり、ここでタイムアップです。まだ来ていない同期もおりますので、別の店を予約して二次会に突入します。
今回に関しては年末ということもあり、どこの部署も忙しかったということもありますが、今までの飲み会で時間通りに全員が集まったことは一度もないです(少なくとも私が参加した飲み会の範囲では・・・)。
ちなみに今回のラストは総務部門にいる2人の同期でした。子育て部門の同期は結局来れませんでしたが、察してあげてください。はい。

さて、こういった感じなので、遅れて来た同期に対しては「仕事忙しそうだね。」「最近残業多いの?」なんていうのが第一声になるわけです。テンプレですね。
そこからは残業時間やいかに自分が忙しいかのマウンティングになります。

総務部門同期「いやあ〜もう忙しすぎて何がなんだか分からないね〜。今週も土日は出るつもり。」
教育部門同期「今月は余裕で100行きそう。」
観光部門同期「最近はイベント多くて土日と平日の境目がなくて感覚狂って来たよ。ガハハ。」
福祉部門同期「私は1時間半くらい最近早く出勤してるわ〜。一応8時くらいには帰れてるから早いほうだね。そういや○○ちゃん、この前終電で帰ったって。」

なんて会話が飛び交うわけです。
職場からも、働き盛りの年代と認識されてますので、1〜2年目の時と比べて総体的に忙しくなるのは当然といえば当然です。皆、仕事があるから残業しているのも間違いないです。本当に忙しいんです。ただ、今の自分たちがこういった話をしているということは、おそらく次の世代もこういう話をするんだろうなと私は感じました。
結局、残業時間の改善や業務改善がされていないから、現実、こういう話をしているわけでして、これがそのまま次の世代にも受け継がれていくわけです。それって、この先どうなるのかなあと柄にも無く少し考えてしまったわけですよ。
恐らく私達の先輩も同じような話をしてたから、私達も今、このような話をしているわけでして。
(今よりも職員が多かった時代は分かりませんが。)
「残業が多くて帰って寝るだけ」ではなくて、「最近は帰ってからこういうことしてるんだよね。」なんて話が飛び交う日が、この先、来るのかなあと、ふと思ってしまった瞬間でした。

2.有給休暇の話

役所では年末になると、今年は有給休暇を何日取ったかではなく、「何日休みを捨てたか」でマウントを取り合う地獄絵図を見ることができます。
どこの組織も大抵はそうだと思いますが、役所では新年に有休が付与されると同時に、翌年に繰り越しできる有休の上限日数が決まっており、上限を超えた分は捨てることになります。(上限が40日で、溜まっていた有休が30日、新たに付与されたのが20日なら、10日分捨てるということですね。)
まあ普通に考えたら使えば良いだけの話なんですが、現実的に忙しくて使い切れない人が大勢いるわけです。
そうなるとどういうことが起きるかというと、年末に「今年は○○日捨てちゃったわ〜」という会話が至る所で飛び交います。
表面上では「有休を使わないこと」が「休まず働いている」アピールに繋がっているんですよね。
丁度、年末ということもあり、同期の飲み会でも、この有休の話題になったわけです。
恐ろしいことに、皆、滝のようにジャブジャブ捨ててます。それこそ10日くらい捨てるなんて普通じゃね?みたいな、そんな世界です。
中には「今年は、午後休しか取ってない!」という強者もおり、またまたマウンティングが始まったわけです。ただ、先に述べたように、これに関しても、本当に忙しくて取れない場合が多いので、組織体制の問題が根底にあるわけです。
確かに取ろうと思えば取れるかもしれませんが、取ったからといって、その日の仕事が消えるわけじゃないんですよね。当然、休めば次の日以降、余計に仕事が増えるわけで、忙しくなるのが目に見えているんです。1日休んで翌朝仕事に行くと、デスクにアホみたいに大量の付箋が貼られてるなんてよくある話ですよね。
私はこの歳になって出張が嫌いになりました。入庁当初は「気分転換になるし、外出最高!」なんて思っておりましたが、最近は出張に行くとその分仕事が溜まるだけなので極力デスクから離れたくありません。出張でそこそこ疲れた後に、「これから庁舎に戻って仕事か・・・メール溜まってるんだろうなあ。」と重い足取りで職場に向かい、残業スタートです。
少し話が脱線しましたが、組織柄こういった話をしているなら、同期内でもこういう話が出てしまうのはある意味、当然といえば当然なのかもしれませんが、何とも世知辛いなあと思う自分がいたわけです。
当たり前ですが、やはり有給休暇は日数の多さではなくて、取得数が全てですね。私の地元市役所の友人は、夏季休暇も入れて私よりも有給休暇が3日ほど多いですが、私の方が圧倒的に休みを取っておりました。しかし、取得を頑張ったそんな私も、今年は3日ほど捨てることになりましたとさ。全く、めでたくない話です。(なお、同期内でダントツで捨てる日数が少なかったのはここだけの話です・・・)

3.まとめ

いかがでしたか。「そんなの、良くあるたわいもない話の一つに過ぎないじゃん。どこの会社もそんな感じだよ。」と言われてしまえば、それまでですが、私が「あれ?」とふと疑問に感じてしまった経緯もあり、今回このような形で綴らせていただきました。
ただ一つ言えるのは、同期とはどのような形であれ、今後も関係が続いていくと良いなあとは思っております。
新年会があるのかないのか分かりませんが、次は同期皆の「今年の抱負」なんか聞いてみたいですね。
またその時は、面白い話が聞けるかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?