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プレッシャーをかける側の心理

この数日、プレッシャーについて考えております。

というのも。

職場の全部署の報告書的なものが一年に一回あって、私はその委員になっているのですが、よりによって私の部署内で締め切りを守らない方がいらっしゃる。年末にリマインドしたときは「オッケーオッケー」という返事(実際はもっときちんとした文面)だったので安心していたのですが、数日前の締め切り日になっても原稿が上がってこない。締め切り数分前になって「今回はキャンセルしまーす。えへ。」みたいなメールが来て(しつこいけど実際はもっときちんとした文面)、焦るとか慌てるとか諦めるとか呆れるとか怒るとか驚くとか、一般的な単語では表せないような感情になりました。

委員長の計らいで、とりあえずは締め切りを数日伸ばすことになりましたが、果たして数日で間に合うレベルなのかどうか。こういうことが二度とあっては困るので、感情は別にして、淡々と指摘と注意のメールを送ったところ、受け取った私が身もだえするような平身低頭のお詫びメールが届きました。うーん。

こういうときに困るのは、私は「そのこと」に対して注意をしているわけで、「その人」を非難しているわけではないのです。そこを取り違えると「こんなことをした私は最低人間です」(←あくまでも例)みたいなお詫びをされてしまう。いやいや、アナタを非難しているのではない・・・と思うのですが、これで本人が思い詰めて職場に来なくなってしまったら、私のせいになるんでしょうか(ああっ・・・)。

昨日はココロの問題でしばらく休んでいる人が顔を出してくれたので少し面談をしたのですが、どう話すかずいぶん迷いました。「頑張れ」は言語道断ですが、「待ってるよ」という言葉も「私は待たせているのか」と思ってしまったら本人はツラいだろうし。「キミならできる」もプレッシャーに思うかもしれないし、「みんなキミの味方だよ」はいかにも白々しく響くし・・・。同席した男性スタッフはそんなの全然気にせず、「これから頑張ってよ、期待してるからさ」というので、私の方がドキドキしてしまいました。でも案外、繊細な人にとっては「腫物を扱うようにされる」ほうがかえって苦しくなるのかもしれませんねえ。

さて他にも尻を叩かなければならない人が職場にはまだいるのですよ。プレッシャーに対する反応と許容範囲は人それぞれで、プレッシャーで思い悩んで心を病む人もいれば、プレッシャーをかけないと動かない人もいますからねえ(ため息)。他人にプレッシャーをかける側に回らされるとは、以前はまさか想像もしておりませんでしたわ。

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