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カミュの異邦人読んだ中学生

やあ。
受験前だというのに本を読んでいました。悲しいかな、まさしく現実逃避です。

それはさておき、カミュさんの異邦人を読んだわけですが、結構楽しく読めました。

とゆうのも、この作品の主人公は一般的な論理的一貫性が抜け落ちており、自分の思ったまま行動することがスタンダードです。(よく言えば正直者です)
 この行動原理はまさしく、受験直前に何もやらずに読書している僕そっくりです。(さすがに正当防衛が行きすぎて人を殺めたりはしませんが)

まあそういう訳で、主人公の精神に入り込んでいるような感覚で読んでいました。
また、この作品のタイトルは異邦人ですが、これはおそらく、主人公を世間からみた異常さを表しているのだと思いました。

 特に裁判のシーンでは、母親の葬式で泣かなかった事や、その次の日に何事もなくに女と遊んでいたこと、人を殺めた理由が太陽であったことなどを理由に
「こいつは感情が希薄な異常者だ!」「こんな人間は生きていてならない!死刑にするべきだ!」
といった感じに検察側が主人公を糾弾していました。まさしく「出る杭は打たれる」ですね。

この有様は日本社会にも当てはまるでしょう。僕の学校でも同調圧力に抵抗する生徒は教員に煙たがられます。
しかし、世間からみた異常者は排除されなければ、社会は上手く回りません。全員が自分の考えだけで行動していたら、それこそまさに世紀末です。この運命は避けられない不条理なのでしょう。

といった具合に偉そうに感想を述べた訳ですが、僕はただの模試の判定が悪い中学生なので、今回、僕の言ったことがあっているのかはよく分かりません。
実際問題、この作品の伝えたいことはまだ少ししか汲み取れてないはずです。これから先に人生の経験を積めば理解できる日が来るのでしょうか。

以上、クソガキの読書感想文でした。

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