ハンガリー・ブダペストでの新型コロナウイルスの影響 - 2022 年

2022 年 1 月 17 日:領事部より「新型コロナウイルス関連情報(感染者の隔離期間短縮)」

 これまで、新型コロナウイルスに感染した場合は10日間の隔離が必要でしたが、14日に政令が発表され、7日間に短縮されることになりました。
 また、隔離から5日目以降、無症状かつPCR検査(又は抗原検査)結果が陰性であった場合は、その後の隔離は免除されます。

2022 年 1 月 27 日:領事部より「新型コロナウイルス関連情報(ワクチン接種証明書の有効性の条件変更)」

1 ワクチン接種証明書の有効性の条件変更
 1月20日、政令が公布され、2月15日よりハンガリー政府発行のワクチン接種証明書の有効性の条件が変更されます。なお、カードの有効性の確認はQRコードにより行われるため、同変更に伴うカードの再発行等の手続きは必要ありません。
(1) 原則、ワクチン3回接種が条件
 原則として、ワクチンを3回(ヤンセンは2回。以下同じ)接種した方のみが有効となります(有効期限は無期限)。
 なお、次に該当する方も接種証明書の有効性は認められます。
  ・ワクチンを2回(ヤンセンは1回。以下同じ)接種した日から6ヶ月以内の方
  ・ワクチンを2回接種した日から6ヶ月以内に新型コロナに感染し、そのPCR検査等で陽性が判明してから6ヶ月以内の方
(2) 18歳未満の場合は、2回の接種のみで18歳になるまで有効です。

2 ハンガリー入国時の注意点
(1) ハンガリー入国時、これまでは、1回しかワクチンを接種していない場合であっても、ハンガリー政府発行のワクチン接種証明書を呈示すれば、(再)入国が可能で且つ入国後の隔離措置も免除になっていましたが、今回の変更に伴い、当国政府発行の滞在許可証を所持する方は、再入国自体は認められるものの、上記条件を満たさないワクチン接種証明書をお持ちの方は、再入国後の隔離措置は免除されません。再入国後の隔離が免除されるためには、ハンガリー入国前72時間以内に受検したPCR検査陰性証明書を所持している必要がありますので、ご注意ください。
(2) なお、ハンガリーのワクチン接種証明書及び滞在許可証の有無にかかわらず、ハンガリー入国前72時間以内に受検したPCR検査陰性証明書があれば、従来通り、入国後の隔離措置は免除されます。
(3) EUの免疫証明書
 ハンガリー当局に確認したところ、EUの免疫証明書を呈示してハンガリーに入国する場合も、上記条件(原則、3回のワクチン接種が必要等)が適応されるということですのでご注意ください(ただし、新型コロナウイルスに感染し、回復してから6ヶ月以内を示すEUの免疫証明書を呈示した場合は、入国後の隔離は免除されるということです)。

2022 年 2 月 3 日:領事部より「新型コロナウイルス関連情報(スプートニクVやシノファームを接種した場合におけるEUデジタル証明書の取扱いの変更等)」

●スプートニクVやシノファームを接種された方は、一部EU加盟国の入国の際、それらのEUデジタル証明書は認められていなかったため、不都合が生じておりましたが、ハンガリーの報道によれば、今後は2回目又は3回目にファイザーやモデルナなどのEU承認ワクチンを接種すれば、入国の際にそれらのEUデジタル証明書も認められることになりました。
 ただし、同措置は入国時においてのみ有効であり、入国後の国内措置(例えばスタジアム入場時での呈示など)には適用されないということですので、この点はご注意ください。
●また、EUデジタル証明書の有効期間は、2回のワクチン接種の場合、その接種から270日まで、3回のワクチン接種の場合は無期限ということです。 

2022 年 2 月 7 日:領事部より「新型コロナウイルス関連情報(滞在許可証の有効期限の自動延長終了等)」

●非常事態宣言中の措置として、滞在許可証の有効期限が切れた場合は自動延長の措置がとられていましたが、移民局のHPによれば、今後は以下のとおりとなりますのでご注意ください。
 ・2020年11月4日から2022年2月28日までに有効期限が切れた場合は、2022年6月30日まで有効
 ・2022年3月1日以降に有効期限が切れる場合は、自動延長はされない。

●ハンガリー当局への新型コロナウイルスに関するお問合わせ電話番号は、1812(4桁のみ)に変更されました(英語可。新型コロナウイルス関連だけでなく、健康問題、保険等一般的な質問も可)。
 なお、新型コロナウイルスHP(ハンガリー語のみ)も更新されていますので、ご関心のある方はこちらもご覧ください。
 https://egeszsegvonal.gov.hu/

2022 年 2 月 9 日:領事部より「新型コロナウイルス関連情報(ワクチン接種証明書の有効性の条件変更の開始日変更)」

●1月27日付領事メールにおいて、2月15日より、ハンガリー政府発行のワクチン接種証明書の有効性の条件が変更され
  ・原則として、ワクチンを3回接種した方のみ有効
  ・2回のみ接種の方は、2回目の接種日から6ヶ月以内の方等に限る
になるとお知らせしましたが、2月8日に新たに公布された政令により、その開始日が5月1日に変更されました。
●この変更により、ワクチンを2回接種してから6ヶ月を経過している方が、2月15日以降にハンガリーに入国する場合でも、保有するそのワクチン接種証明書は未だ有効となります。
 なお、日本で発行されたワクチン接種証明書は、ハンガリー入国の際には使用できませんのでご注意ください。
●本件政令による変更は、開始日の変更のみであり、その他有効性の条件に変更はありません。
 有効性の条件については、1月27日付領事メールをご覧ください。
 https://www.hu.emb-japan.go.jp/files/100040254.pdf

2022 年 3 月 3 日:領事部より「新型コロナウイルス関連情報(規制緩和措置)」

 本日、ハンガリー政府は、以下の規制緩和措置を発表しました(3月7日(月)より緩和開始)。
○屋内施設や公共交通機関を含め、マスクの着用義務を終了(ただし、病院や高齢者施設等を除く)
○雇用主に付与されていた、従業員に対するワクチン接種を義務づける権利を終了
○ワクチン接種証明書の呈示を必要としていた制限措置を終了

2022 年 3 月 3 日:領事部より「新型コロナウイルス関連情報(入国制限措置の完全撤廃等)」

 4日、ハンガリー政府は政令を公布し、以下の規制緩和措置を発表しました(3月7日(月)より緩和開始)。

○3月7日午前0時以降、ハンガリーに入国する者に対して、新型コロナウイルスに関する入国制限措置を完全に撤廃する(これにより、入国前のPCR検査の実施、ワクチン接種証明書の呈示等は不要になります)。
○屋内施設や公共交通機関を含め、マスクの着用義務を終了(ただし、病院や高齢者施設等を除く)
○雇用主に付与されていた、従業員に対するワクチン接種を義務づける権利を終了(ただし、病院や高齢者施設等を除く)
○ワクチン接種証明書の呈示を必要としていた制限措置を終了


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Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

ハンガリー政府ホームページ:koronavirus.gov.hu

ハンガリー・ブダペストでの新型コロナウイルスの影響 - 2020 年

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