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「食べ物は変えられないので、サプリメントだけで治してください。」

このようなご要望、半年に1回は頂きます。

結論から言いますと、サプリメントだけでどうにかなるものなどありません。
もしそのようなことが可能であれば、そのサプリメントは何らかの治療薬になっていることでしょう。

更に言えば私は医師ではありませんので、疾患の治癒に関わることは法律的に許されていませんし、やって良いとしてそんな単純な話ではないのです。

症状(病態)などは、一つの原因から生じているものではないから。

これまでの生活習慣、食べてきたもの、生活環境、生まれた国、受けてきたストレス、思考の癖、遺伝、様々な要因が絡み合った結果の、その表れのほんの一面に過ぎないのです。

はっきり言えば、現状をサプリメントでどうにかしようとする考え方こそが、その症状を作り出している原因の一つなんです。

この事実をどう腹落ちして頂くか、その上で自分の体との信頼関係を再構築するかが、復活のカギになります。

サプリメントでどうにかしてもらおうという考え方は、自分以外のナニカの方を信頼している状態です。

現実問題サプリメントは、効果的に働ける体を作ってから利用しないと、種類も量もどんどん増えて行き、何がどう効いているのかいないのか、よくわからなくなっていきます。

サプリメントは栄養療法の主役ではないのです。

分子栄養医学に、「高価なサプリを売りつけられる」というイメージを持たれている方もいると思います。

実際にそのようなやり方をしている医療機関が無いわけではありませんが、私は関わっていません。

自分の力を信じましょう!

kan-seling.jp


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