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■ 其の147 ■ 浪曲初体験の続き

🔣わたしは、映画やイベントなどの体験について、全体を通して説明するのが苦手です。昨日も、肝心の本題に入るところで、何をどう書いて良いか分からなくなり、眠くなり、ギブアップしてしまいました。
ですから、映画の感想をストーリーに沿って過不足なく書いている人を見掛けると、只々すごいなーと感心してしまいます。

ということで、総合的に書き記すのはあきらめ、
今日は、日曜日に観た『玉川奈々福  浪曲徹底攻略シリーズ 清水次郎長伝』について、気付いたコトや印象に残っているコトを、思いつくまま書いていこうと思います。

🔴玉川奈々福さんは、良い意味でこの道30年とは思えぬプロの方でした。
30年目にしてなおフロンティアを現在進行形で開拓しているフレッシュさとパワーを感じました。浪曲云々ではなく、ひととして拝見できて良かったです。
6月に東京の「銀座・観世能楽堂」という⇐絶対にすごそうな場所で行う独演会の案内を渡されましたが、関東に住んでいれば是非行きたいと思いました。
ちなみに、SUPER EIGHT(旧関ジャニ)の 横山裕さんのお母さんかと思うほど、顔が似ています。派手さや強さは感じないけれど、もしかするとこういう相貌の方はタレント性が高いのかもしれません。

🔴浪曲について説明する際、
浪曲は・・机を前にして一時間以上でも立って語ります。
講談は・・・机を前に座って語ります。
落語は・・・もちろん机なしで座布団に座ります。
と言われ、初めて違いを認識しました。

🔴主人公の清水次郎長のことを、わたしはてっきり江戸時代の人物だと思っていましたが、明治26年まで生きていたそうです。
解説文には、こんな風に書かれていました。

◆「次郎長伝」は、能天気で乱暴ですっとこどっこいな男たちの切った張
ったの物語群。とにかく、登場人物に「熟慮」とか「深謀遠慮」とかいっ
たものが、ほぼ、ない。問題解決は、喧嘩しかない。

◆「奈々福的 次郎長伝 萌ポイント」
  〇そこはかとなく香るBL
  〇やりとりが素っ頓狂
  〇自分の命を顧みず、自分の信念をこそ重んじる心
  〇明日を憂えない心

今の日本社会は、過度なコンプライアンスや、過度な〇〇ハラスメントに縛られて活力を失っている気がします。人を委縮させる正義より、活力とエネルギーに満ちた生き様の大切さを教えてくれる話でした。

🔴また解説には、こんなことも書かれていました。

◆古典演目の成り立ちや背景を知っておくと、古典芸能でけではなく、映画やドラマ、小説、漫画など、現代のエンタメまでも、より深く味わえ、鑑賞の解析度がぐっと上がります。それはそれは豊かな世界が広がっているのです。
◆歌舞伎や落語、講談はもちろん、人気マンガ「ONE PIECE」の元ネタが「清水次郎長伝」であることは有名ですが、勝新太郎の人気シリーズ「座頭市」だって、次回取り上げる「天保水滸伝」のスピンオフです。次郎長伝の有名なセリフ「江戸っ子だってねえ」「神田の生まれよ」「寿司くいねえ」などもそうです。

🔴ところで、今週10日には、初めて「能」を見に行きます。
6月の「神田松鯉  三遊亭遊雀  二人会」を今日予約しました。
これまでに落語と狂言は観に行ったことがあります。
これで、落語・講談・浪曲、能・狂言を体験することになります‥‥あとは歌舞伎かぁ。




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