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2022年に気になったワイン[白ワイン編 part2]

2022年に気になったワイン[白ワイン編 part2]

2022年は試飲会や各種イベントなども開催されるようになりました。
まだ、大規模なイベントを頻繁に行われると言うところまで入っていませんが、昨年よりは、いろんなワインを飲んだり、イベントに参加したり出来たのではないでしょうか。
まだまだコロナ前ほどは飲めていませんが、2022年に飲んだワインの中で、気になった白ワインを選んでみました。

2022年に気になった白ワイン part2


プティ・マンサンは日本に合っている品種なのかもなぁ。良いワインをリリースする所が増えているしなぁ。

【丸藤葡萄酒工業】ルバイヤート 万力ブラン 2021
トロピカルフルーツや蜂蜜、ヨーグルトのような香り。樽の形状をしたステンレスタンクで醗酵、熟成したせいか樽香っぽい香りもありました。
コレは気のせいカモ🦆
酸味と甘味、そして塩味のバランスが良いです。
2021ビンテージですが、尖ったところもなく、まとまりがありますねぇ。
プティ・マンサンとアルバニーニョというマニアックな品種ですが、複雑味もあり、完成度が高いです。
3%しか入ってないけど、アルバリーニョが効いているのかなぁ。
値段もそう高くないし(3400円位)、お買い得カモ🦆
生産本数が406本と少ないのが難点だろうなぁ。
しかし、ルバイヤートはレベルが高いよなぁ。
もっと評価されて良い気がするのだが、新しいワイナリーのワインが注目されてしまうのが現実だよなぁ。
チキンのハーブ焼きや白身魚のムニエルが合いそう。
桃とクリーウチーズの生ハム巻きなども良さそうです。
生産者:丸藤葡萄酒工業
産地:山梨県甲州市勝沼
品種:プティ・マンサン97%、アルバニーニョ3%(山梨市万力産)
スタイル:
Alc:12%
試飲日:2022/7/23

いま飲んでも美味しいけど、3、4年置くと凄いワインになりそうだよなぁ。

【ドメーヌ長谷】Pino Fan blanc 19-20
ハーブやレモン、パイナップルのような香り。
シャルドネとピノ系(ピノ・グリ、ピノ・ブラン、ピノ・ノワール)の2019年と2020年のキュヴェを瓶詰前にアッこのアッサンブラージュが正解で、バランスが良くなっていますねぇ。
複雑味もあり、エレガントな感じも受けます。
抜栓して時間が経つと樽香が強くなってきました。
アフターには苦味と塩味、渋味もあります。
いま飲んでも良いですが、2、3年置くとまとまりが出てきて、素晴らしくなるカモ🦆
ボディもしっかりとしていて、じっくりと飲みたいワインです。
鳥と白菜のクリーム煮やシーフードグラタンなどが合いそうです。
ムール貝のガーリックバター焼なども良さそう。
生産者:ドメーヌ長谷
産地:長野県高山村
品種:シャルドネ、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、ピノ・ノワール
スタイル:
Alc:12%
試飲日:2022/11/12

バッカスは北海道のワインとして、個性が確立されつつある気がします。もっと評価されて良いのだがなぁ。

【森臥】バッカス 2021
ライチやレモン、白い花の香り。
マスカットやハーブのような香りもあります。
アフターは酸味と塩味があります。
北海道の他のワイナリーのバッカスは、アロマテックで華やかな香りがあり。
酸が優しいものが多いですが、日本最北のワイナリーで、つくられているので、コレは酸味が強いですねぇ。
ボディもしっかりしています。
昔よりも果実味も旨味もありますねぇ。
でも、まだ酸がカタイし、スッパイよなぁと思う人いるカモ🦆
今すぐに飲んでも良いが、2、3年置いた方が、良くなるカモ🦆
10Rの委託醸造から自社醸造になりましたが、安定していますねぇ。
最近ではバッカスの生産量も増えてきたようなので、買いやすくなっているようです。
小公子の生産量は相変わらず少ないようですけどねぇ。
ハーブチキンソテーやカジキマグロの香草焼きが合いそう。
生牡蠣や白身魚と野菜のマリネなども良さそうです。
生産者:森臥
産地:北海道名寄市
品種:バッカス(自社農園産)
スタイル:
Alc:10%
試飲日:2022/11/26

クヴェヴリに入れなくて良いじゃない?みたいなワインも有るが、コレはクヴェヴリに入れた事によって複雑味が出ています。

【ココファームワイナリー】シャルドネ クヴェヴリ 2020
⻘リンゴや洋ナシなどやグレープフルーツなどの柑橘系の香り。
アフターには塩味とミネラル、そして酸味があります。
クヴェヴリ製法なので、もっと酸化的で、クセのある感じになっているのか、と思いましたが、そんな事もなく、程よく土っぽさやミネラルがあり、バランスよく仕上がっています。
コレはコレで良いので、今すぐに飲んでも良いですが、できれば4、5年ぐらいは置きたいカモ🦆
置いた方が複雑味やまとまりも出て、だいぶ変化しそうだが果たしてどうなるのか!
クヴェヴリ製法のワインは、エチケットでクヴェヴリだと分かるようにして欲しいのだが、無理なのかなぁ。
そうした方がクヴェヴリも一般化始動な気がするのだがなぁ。
コレは6000円以上しますが、クヴェヴリだから無理矢理に値段を高くしている、という感じはしないので、コレはアリ🐜だろうなぁ。
クヴェヴリが苦手と言う人じゃないならば、クオリティは高いし買いです。
鰹のタタキや魚介のマリネとかが合いそう。
アボカドとカニのサラダやチーズ春巻きなども良さそうです。
生産者:ココファームワイナリー(醸造は10Rワイナリー)
産地:北海道余市町(木村農園70%、荒農園30%)
品種:シャルドネ
スタイル:
Alc:12%
試飲日:2022/12/10

2022年9月4日(日)に、3年ぶりに規模を縮小して開催された『La Fête des Vignerons à YOICHI 2022 (農園開放祭@余市ラフェト)』。
余市ラ・フェット2022に参加しての発見は、新規ワイナリーやこれから始まるワイナリーの状況が、今どうなっているのかが確認できたのが良かったです。
その中でも印象に残った白ワインを2本。

北海道でつくられた混醸のワインのレベルが最近上がっているよなぁ。もっとリリースするワイナリーが増えて欲しいものです。

【じきの畑】環 2020 meruru
シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノブラン、グリューナー・ヴェルトリーナーの混醸ワインで、10Rワイナリーで委託醸造されました。
これを飲んで、北海道でもグリューナー・ヴェルトリーナーは可能性があるではないか?と思いました。
まだ生産量が少ないので混醸ですが、将来的には単一での醸造を目指しているようです。
しかし、日本でグリューナー・ヴェルトリーナーのワインをリリースしているのは、エーデルワインのみで、エーデルはオーストリアのベルンドルフと友好姉妹都市なので、オーストリアから苗木が来ていますが、じきの畑はアメリカとイタリアから苗木を取り寄せたそうです。
マイナー品種は苗木を手に入れるのも大変なんですねぇ。

委託先が良かったからか、ブドウが良かったからなのかは、次のビンテージを飲んでからカモ

【Yoichi LOOP】雪洞 ボンボリ 2021
駅前にあるホテル「Yoichi LOOP」が、三氣の辺を2021年に買収し、フィールドオブドリームス・ワイナリーに屋号を変更し、自社ワインの生産を目指していますが、今回のワインは三氣の辺のブドウではなく、2018年に仁木町旭台に4.0haの農地取得し、伐根開墾を経て2019年6月より苗植えされたケルナーを使ったワインでした。
初リリースで生産本数は約380本ぐらいとのことです。
美味しかったのですが、ブドウが良かったのか、委託醸造先のル・レーヴ・ワイナリーが上手につくったのか分からないので、次のビンテージも飲んでから判断したいですねぇ。
ファーストビンテージだけがすごく良いという事もあるからなぁ。

2023年もいろいろなワインとの出会いがあると思うので、どんなワインを味わえるのか楽しみです。
美味しいワインもあれば、アレなワインもあると思いますが偏見を持たずに飲んでいきたいとお思っています。
試飲会などで見かけても静かに見守って下さい!
「ハガジメダメゼッタイ!!」です。

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