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仕事の受け方の変化

イラストの仕事を始めた頃は、全然仕事もなくて
もらえる仕事ならどんなものでも、どんな条件でもやりたい!と思っていたし。1つ仕事が来る度に一喜一憂していた。
1週間仕事が来ないと不安になるし、続けて仕事の依頼があると浮かれるし。(浮かれて外食したりしてたな〜)

1つ1つの仕事をキッチリとやっていくうちに
仕事が仕事に繋がるようになり
東京に出てきた9年前からは一度も途切れる事なく仕事の依頼を頂いています。本当にありがたいです^ ^

3年、4年ほど前までは、どんな依頼が来ても断らず、どんなに厳しいスケジュールでも全部引き受けていました。(今考えると相当無茶なやり方w)

しかし仕事が増えて来ると全部の仕事を受けるのはどうやったって難しくなりお断りさせてもらう事も増えてきました。
その頃に、どの仕事を引き受けてどの仕事は断ればいいのか。の判断が難しくてちょっと悩んでいました。

そんな時、イラストレーターで友人のニシワキタダシくんと話す機会があって
相談するとニシワキくんは「自分じゃなくても良さそうな仕事は断るようにしてるかな〜」と言っていたので、それから自分じゃなくても大丈夫かな。と思える仕事の依頼は断らせてもらうようになりました。

反対に条件が多少厳しくても「どうしても中川さんにやってもらいたいです!」と言って頂ける依頼の時は、お受けさせてもらう事が多いです。

ありがたい事に、そう言ってもらえる事も増えてきて
1つの仕事への関わり方も、最初の頃より深く(企画の段階から関わったり、アイデアや意見を求めてもらえるようになったり)関わらせてもらえるように変化してきました。

3年前に初めての絵本「わすれんぼうのサンタクロース」を出版してからは、絵本の依頼も年々多くなっています。

絵本や子どもの本の仕事が増えてきていますが、それだけじゃなく
雑貨やアパレル、ロゴやキャラクターデザイン、ステーショナリー、広告やスペースビジュアル。女性誌から経済誌まで、多様性の高い依頼を頂けているのも、自分の特徴の1つかなと思っています。
イラストの仕事は幅が広く様々なところで使われているので、新しいジャンルの依頼が来る度に「こんなイラストの仕事もあるんや〜」とワクワクします。

去年からは、苦手な仕事は受けず得意な仕事を中心に受けるように
意識して変えてきました。
こういうやり方をすると仕事をする量が減ったり売り上げが下がるのも仕方がないやろうなと。覚悟をしていたのですが
先日の確定申告が終わり会計士さんからの売り上げ報告を確認したら
去年よりもさらに売り上げが上がっていたので
方向性は間違っていなかったんだなと確信しました。
このやり方をしていても、かなりスケジュールがキツかったので
もう少し仕事の受け方を徹底していこうと思っています。

依頼を頂けるのは本当に嬉しいのですが、依頼を頂いてする仕事だけじゃなくて「自分で作り出す仕事」というのが大切だと思っているので、そのための時間を確保して自分で作り出す仕事を増やしていきたいと思っている。
オリジナル絵本プロダクトブランド作り。 地元のギャラリーを使ったイベントや交流の場所作り。今後やりたいと思っている創作教室などは自分で作り出す仕事だと思う。

やりたい事がどんどん出てくるので、それを実現させて行くためには仕事の受け方を意識して変えていく必要がある。

引き受ける仕事には責任を持って引き受けさせてもらいます!

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