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おばあちゃんが教えてくれた

ぼくが子どもの時
おばあちゃんはお酒が好きで酔っ払うと
いつも戦争の頃に闇米を買いに行った話と
戦後に丁稚奉公した時の話と
いくつかの格言を聞かせてくれた。

闇米の話も丁稚奉公の話も覚えてるけど
いまでも、ぼくの体に染み付いていて
ことある事に思い出すのは1つの格言だ。

ぼくが恥ずかしがって聞きたい事を聞けずにいるとおばあちゃんは
「あのな。聞くのは一時の恥。聞かぬは一生の恥。っていう言葉があるんやで。
おばあちゃんは昔。。。」
みたいな感じで自分の体験談も合わせてこの格言を聞かせてくれた。

だからぼくは、子どもの頃から気になる事、わからない事があると
躊躇なく人に聞けるようになった。

いまでも知ったかぶりにならないように
わからない事、知らない事があるとすぐに聞く事が身についてる。

何度も何度も聞かされていたので、その時は「またおばあちゃん酔っ払って同じ話してるわ」と思ってたけど
ぼくのことを思って話してくれたおばあちゃんの言葉は、ぼくの事を何度も何度も助けてくれてる。

おばあちゃんに身になる格言を教えてもらった。
おじいちゃんには、遊びと冗談を教えてもらった。

専門学校の卒業制作でおじいちゃんの事を絵本にしたけど
次は、おばあちゃんの事を絵本にしたいな〜

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