私はシャンプーの回数減らすという人生の一大決心をした。

何故かと言うと、現在使っているLUXを使い続けると禿げるという話を実母からも義母からも聞かされたからだ。

しかもどちらも美容師が言っていたというエビデンス付きの話である。

何故LUXが禿げるのか調べずにはいられなかった。何も調べずに親の言葉を信用する程私はお子ちゃまではないからだ。

どうやらLUXのみならず、価格が安いシャンプーは大概が高級アルコール系シャンプーと括られており、洗浄力が非常に強いと言われているようだ。

一説には食器洗い潜在並みの洗浄力だという説も有るとか無いとか。

そんなシャンプーを使うと頭は綺麗になって良いように思うが、どうやら実際は頭皮を守るために必要な油分まで洗い落としてしまっているらしい。

確かに、考えてみればこんなに物があふれる社会になる以前の時代は、こんなに毎日シャンプーをしていなかっただろう。

それでも人間は問題なく生きてきたのだ。
恐らく現代人は頭を洗いすぎている。
現代人の頭皮は悲鳴を上げているのだ。

ではどうしたら良いか。調べると極端な方法で湯シャンという方法があるようだ。

一説によるとお湯で頭をゆすぐだけで頭の汚れの８０%は取れるという。シャンプーは一切使わないので非常に経済的でもある。

だがここでまたしても実母から情報得た。

湯シャンは臭いらしい。
エビデンスは実母の友人の体験談だ。

どうやら、実母の友人がダンス教室に通っており、そこに通う人の中に湯シャンを常とする女性がいるそうだ。
その女性からは常に頭皮の油の臭いが強く臭っているという。

湯シャンは危険だ。

禿げオヤジとして世間から嫌われる前に、異臭男として世間から嫌われてしまう。

別の方法としては、シャンプーを洗浄力が弱いものにするという方法がある。

洗浄力の弱いシャンプーとは、主にアミノ酸系シャンプーと括られたものが多く、総じて価格が高い。LUXの倍以上の価格だ。

これはこれで中々手が出ない。

LUXを使えば禿げるかもしれないが、禿げないかもしれない。
アミノ酸系シャンプーを使えば禿げないかもしれないが、禿げるかもしれない。
LUXを使って禿げるより、アミノ酸系シャンプーを使って禿げたほうが不幸度が高い。
高いシャンプーに変えれば幸せになれるというわけでも無いらしい。

結局私の取った決断は、シャンプーの回数を減らすといった方法だ。

頻度としては2〜3日に一回シャンプーをすることにし、シャンプーをしない日は頭皮用ブラシを使いながら湯シャンをする。

これにより、適度に頭皮に油が残った状態を維持し、洗い過ぎによる頭皮のダメージを減らすことが出来るのではないかと考えている。

まだ始めたばかりなので長期的な効果は分からないが、湯シャンした次の日にシャンプーをしてみた感想としては、頭に油が溜まっているので、普段通りシャンプーをしても完全に油が取り切れた感じはなかった。

だが、油が多少残っているが故に毛髪にコシがあり、寝癖も付きにくく、頭のセットが簡単だった。
現状をポジティブに捉えようというバイアスがかかってしまっているのかもしれないが、取り敢えず今後も三日坊主にならないよう、この減シャン活動を継続していきたいと思う。