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私の物欲対策

私はミニマリストだ。
物を捨てることに快感を覚え、物に溢れた生活を良しとしない。

しかし、物欲は人並み以上にあるという、矛盾を抱えている。

持ち物は増やしたくないので、買い替える物を探す。
自分の持ち物の欠点を探し、少しでも買い替えが必要そうな物があると、どれに買い替えるか四六時中ネットで調べてしまう。

それを踏まえると私は純粋なミニマリストではなく、買い替えストなのかもしれない。

先日も普段使っているG-SHOCKが、もう買ってから8年も経ち、画面も小キズがついて見すぼらしいからという理由をつけて新しく腕時計を買おうとしていた。

気がつくと楽天市場で時計ばかり探しているし、休日には都会の家電量販店に足が向いてしまっていた。

かといってすぐ買うわけではない。
すぐ買ってしまうのも罪悪感があり、できないのだ。

このように私は日々葛藤を抱えている。
だが、いつの日かこの物欲を滅却したい。

そう思う中、私が編み出した物欲対策を少しだけ披露しよう。

①欲しいものリスト
アマゾンや楽天にも欲しいものリストという機能があるが、私の場合はスマホの画像フォルダに欲しいものリストというフォルダを作り、そこに欲しい物の画像を保存するという方式だ。

アマゾン等の欲しい物リストでも良いのだが、アマゾン等は画面上で購入までが直ぐにできてしまうので、酔っていて判断力の鈍っている時などに購入してしまう可能性があるので、私のやり方の方が安全だと思う。

この画像フォルダ方式は、データ通信を必要としないので、欲しい物の画像を眺めたい時も直ぐに開けて便利だ。

そして物欲を抑えるという面でこのリストの一番の効果は、数日経つと欲しい気持ちが収まってしまうというところだ。

欲しい気持ちというのもどうやら三日坊主らしく、一週間以上欲しいということは無いように思う。

②必要な物意外買わない
次は考え方についてなのだが、そもそも物欲で欲しい物は本当に必要な物ではない事が多い。

最新式のスマホが出たから買い替えたいといったようなことがあると思うが、私はそもそもそのタイミングで買い替える必要性はあるのか一旦立ち止まって考えてみるようにしている。

先日悩んでいた腕時計も、よくよく考えてみたら生活には支障はほぼ無く、使っているG-SHOCKに飽きてしまったというのが物欲の主な原因だった。

だが、もし使っている物が故障したりして生活に支障が出るようであれば、それはすぐに買っても良いという事にしている。それは適切な買い替え時だからだ。

物を買うにあたって、必要性という指針を持つことによって、今回の腕時計の物欲は消滅させることができた。
最近では欲しい物リストよりも効果的だった物欲対策の方法であると思っている。

しかしながら、上に書いた方法だけでは、まだ私の物欲は滅却できていない。
欲しい物リストを作っても、欲しいという気持ちが強い数日間は欲しい物の画像ばかり眺めて時間を浪費してしまうし、必要な物でなければ買わないと決めていても、あれこれと買うための理由を考えてしまう。

まだまだ私と物欲との戦いに終わりは見えないが、これからも対策を考えては実行しを繰り返していくしかないのだろう。

いつかこの葛藤から解き放たれる日を夢見て


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