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【恋愛】やさしい男がモテないのは、「やさしい」の定義が男女で食い違うからだと思う。


「うーん、やさしい人が好きかな」

女性に「どんな男性がタイプ?」と聞いたとき、7,8割ぐらいの確率でこのような答えが返ってくると思います。

そこで、「よし、じゃあ女の子にとことん優しくしてやれば、俺にも彼女ができるんだな!」と意気込んで女子に優しく接してみたものの、
全然脈ナシで撃沈したり、実際に女子にモテているのはちょっとクズっぽい男だったり
と、

不都合な現実に翻弄されてきた純真無垢な男子諸君は星の数ほどいるに違いありません。

そんな現実に直面して、
「な〜にが『やさしい人がすき〜』だ! 嘘をつけ!!」と悪態をつきたくなる気持ち、わかりますよ。

ところが、そんなに多くの女性が嘘をついて「やさしい人が好き」と言っているとは思えません。

それよりも、男女間でそれぞれ「やさしい」という言葉の意味が食い違っている、と考える方が自然ではないでしょうか?

多くの男性が考える「やさしさ」

男女がそれぞれ考える「(男性→女性への)やさしさ」について、先に結論をざっくり示しておくと、

多くの男性が考える「(男性→女性への)やさしさ」とは、
「とにかく相手に合わせてあげる、選択権を相手に渡してあげる」

多くの女性が考える「(男性→女性への)やさしさ」とは、
「自分のためにリスクをとってくれて、しっかり自分をリードしてくれる」

といった感じだと思います。

ただ、これだけでは抽象度が高すぎてよくわからないと思うので、これらについて具体例を交えて深掘りしていきます。

(男性)「とにかく相手に合わせてあげる、選択権を相手に渡してあげる」

例として、デートの行き先や食事のお店選びがわかりやすいです。

よくあるのが、

女「お腹空いたねー。ごはんどうしよっか?」
男「俺は○○ちゃんが行きたいとこで大丈夫だよ!」

みたいなパターン。

このやりとりの男側のセリフを、男性側と女性側の2つの面から解釈してみると、次のようになります。

【男性側】

「自分の希望は二の次。とにかく相手の希望を優先して、相手を尊重していることをアピールしよう」

【女性側】

「なんか丸投げされてるみたいでイヤだ。私とのデートはどうでもいいことなのかよ」

「自分の意見がない優柔不断な人なのかな」
「決断力がなくて、なんだか頼りない

「こっちに媚び売ってるみたいでイヤだな……」



男性は、女性の希望を優先することで相手を尊重していることを示したいのでしょうが、

女性からすれば、これらの行動はむしろ「男らしくない」と捉えられがちなのです。実に悲しいですね。

人間といえど、「強いオスっぽさ」は大事

「男らしさ」、すなわち多くの女性が考える「(男性→女性への)やさしさ」とは、「自分のためにリスクをとってくれて、しっかり自分をリードしてくれること」だ、という話をしました。

僕はこのことを「強いオスっぽさ」と呼んでいるのですが、イメージとしてはサル山のボス猿みたいな感じですね。

もしかすると、「人間と動物は違うし……」と思う人もいるかもしれませんが、生物学的に見れば、ヒトも「動物」の1種類に過ぎません

僕らが美味しいと思うものは大体カロリーの爆弾であることも、スマホやゲームに夢中になるのも、ガリ勉よりもオラオラ系のヤンキーがモテるのも、すべて動物的な「本能」で説明できます。

結局、全部遺伝子のせいなんです。

恋愛における「うまく言えないけどドキドキする」みたいな、言語化が難しい感覚的なものも、ほとんどは遺伝子・本能的な観点から説明できると思います。

よって、恋愛において優先される論理は、言ってしまえば「動物としての優秀さ」ですから、ここで求められる「やさしさ」とは、

つねに相手の顔色をうかがうことではなく、むしろ「こちらが相手を引っ張っていく力強さを見せること」だと言えるのです。


なんだか不愉快な話に思えるかもしれませんが、恋愛に苦悩する人にとっては、このような考え方もなんらかのヒントや救いにつながるのではないでしょうか。

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