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かっこいいクラシックその2

中国の太鼓 フリッツ・クライスラー/イツァーク・パールマン

クラシック連投もうちょい。20世紀前半のバイオリンの名手クライスラーの名曲を20世紀後半のバイオリンの名手パールマンが演奏したもの。ポピュラークラシック的な曲だけど、ジプシーバイオリン系の影響もある曲で、「眠くならないクラシック」の代表的な曲だと思う。
youtu.be/42Wp4_epobM

ジャズ組曲二番 ワルツ2 ディミトリ・ショスタコービッチ

キューブリックの遺作「アイズ・ワイド・シャット」のエンディングに流れる、20世紀ソ連/ロシアの作曲家、ショスタコービッチの曲。いかにもロシア的な大仰な曲(シュワルツェネッガーのアリナミンVのCM「だいじょーV」のBGMになってた曲とか)が有名だけど、さすがキューブリック、センスが良い。
https://youtu.be/WaKdPgkTZ7M

Langsames stück und Rondo, für Trautonium(トラウトニウムのためのゆっくりとした舞曲、みたいな感じ) パウル・ヒンデミット/オスカー・ザラ

ドイツの作曲家ヒンデミットによる、最初期の電子楽器「トラウトニウム」のための組曲。鍵盤はなくワイヤー式のリボンコントローラーのようなインターフェースで、ネオン管発振のオシレータによる独特の滲みのある音色が心地よい。
https://youtu.be/lxUNdboFhGA

8つの演奏会用練習曲 第1番前奏曲 ニコライ・カプースチン/辻井伸行

カプースチンは2020年に亡くなったロシアの作曲家で、この曲の作曲は1984年。日本では全く知られていなかったが、川上昌裕というピアニストが1990年代後半に取り上げてから知られるようになっていき、ジャズとクラシックを融合したような作風はじわじわと人気を得ていって現在に至る。
https://youtu.be/faBtdfFYajE

ピアノ協奏曲第3番ハ長調作品26第1楽章 セルゲイ・プロコフィエフ/アレクシス・ワイゼンベルク+小澤征爾パリ管弦楽団

「ロメオとジュリエット「「ピーターと狼」で有名な、主に20世紀に入ってから活躍したロシアの作曲家プロコフィエフ。演奏はこの前紹介したラヴェルのピアノ協奏曲と同じコンビ。大仰で煌びやかな、いかにもロシア風の大曲だけど、気難しいところがないのがいい。そしてこういう難曲の演奏ってドタバタしがちなんだけど、小澤征爾の演奏はすごくリズムがわかりやすくて楽器のバランスもよく、外れがない。有名なだけのことはある。やっぱり凄いと思う。辻井伸行(ただテクニックが凄いとか情感がいいとかだけじゃなくて、彼は選曲のセンスも好き)の演奏動画もいいんだけど、ここはあえてこちらを貼ります。
https://youtu.be/zpdmdLq7jzo

ルーマニア民族舞曲 ベラ・バルトーク/オルフェウス室内管弦楽団

「中国の不思議な役人」などで知られるバルトークはハンガリー出身の作曲家。元々はピアノ曲で、管弦楽版も自身のアレンジ版があるが、民謡を題材にアレンジした曲なので、民族楽器によるものや、バイオリンとピアノ版など無数のカヴァー版(他人のアレンジ)が存在する模様。自分はこのオルフェウス室内管弦楽団で知ったので、このアレンジ/演奏が一番なじみが深い。後半畳み掛けるように展開していく、「踊れるクラシック」の最高峰。
https://youtu.be/-kXs_NLmDWA

ある風景の中で ジョン・ケージ

「キレイなジョン・ケージ」
https://youtu.be/iFYyKj4nelw

3つの映画音楽 ワルツ『他人の顔』より 武満徹

武満どれにしようか迷ったけど(「弦楽のためのレクイエム」は初めて買った現代音楽のレコードだし、合唱曲「島へ」もめちゃくちゃ美しくわかりやすくていい曲)、「キレイな〜」に対抗して「ポップなタケミツ」にしました。
https://youtu.be/PatwqW1qT9U


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