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日本みつばちの養蜂

 EleutheriaのYUUCAです。
今日は、趣味の日本みつばちの養蜂について書きます。私は、2019年5月から日本みつばちの養蜂をはじめました。

養蜂に興味をもったきっかけ

 みつばちを飼いたいと思ったきっかけは、『アナスタシア』という本を読み、その世界観に惹かれたから。
 私が惹かれた部分を一部抜粋すると、
「どの庭にも、少なくとも一家族の蜜蜂が必要」
「蜜蜂がもたらす恩恵は絶大で、ほかのどんな生き物よりも格段に高い正確さで授粉して、植物の産出量を増大させる。これはあなたがたの世界でもよく知られていること。」
「あなたがたが知らないのは、何よりも、蜜蜂がその口器を使って植物の導管を開き、惑星から届いた補足的な情報をその植物に送り込むということ。その植物が必要としている、つまり、人間が必要としている情報をしっかり伝える。」
「蜂が刺すのは、人が攻撃的にふるまったり、手を振って追い払ったり、怖がったりしたとき、あるいは、必ずしも蜂にでなくても、誰かに攻撃的な思いを抱いているときだけ。彼らは敏感にそうした思いを感じ取るし、暗い思いから放出されるものも許容できない。さらに彼らには、人体の病をもつ器官につながる先端部分や、器官を保護する細胞膜が破れてダメージをうけている部分を、狙い打ちにして刺す能力もある。」
この本を読んで思い出したのは、「ミツバチが絶滅すれば人類は4年後に滅びる」とアインシュタインの言葉。
こんなにも地球に恩恵のある蜜蜂を飼いたいと思い、蜜蜂について調べていたところ、在来種の日本みつばちがいることを知りました。

日本みつばちを飼うまでの経緯

 そんな素晴らしい日本みつばちを飼いたいと友人たちに話していたところ、友人の知人に中部日本みつばちの会の会員さんがいて紹介していただきました。この会は激減する日本みつばちの保護、飼育、繁殖を目的をしており、みつばちにやさしい飼い方を教えてくれます。
入会には、会員の紹介が必要で、事前にみつばちの飼育環境調査をしてからの入会となり、最初の1年は指導していただきながら始めることができました。

紆余曲折

 2019年5月から念願の養蜂生活がはじまりましたが、最初の年は夏の猛暑で巣落ちしてしまい、巣から逃亡していなくなってしまいました。その秋に養蜂の師匠から1群分けてもらいましたが、寒さで冬越しできず全滅しました。1年で2群いなくなってしまった私には、養蜂は向いてないのかと諦めつつも、わずかな期待を込めて春に待ち箱を置いていたら、なんと分蜂群が自然入居してくれました。おかげで養蜂2年目をスタートすることができました。その群は順調に大きくなり、翌春に分蜂が終わったころに初めての採蜜することができました。3年目は3群でスタートしたものの、農薬なのか、アカリンダニなのか、次々と死滅してしまいました。4年目は、前年に友人と師匠に渡した分蜂群の分蜂をいただき3群でスタート。夏の猛暑もオオスズメバチの攻撃も冬も無事に超え、今年は採蜜できそうです。

飼育方法

 基本的には放置。だけど激減している日本みつばちを守るためには、月1回、巣くずの掃除とアカリンダニとスムシ対策するだけ。あとは巣の成長具合をみながら継箱をし、みつばち達を温かい目で見守ること。
だから、環境さえ整っていたら誰でも飼える。よく「怖くない?」「刺されない?」と聞かれるけど、まったく怖くない。むしろめっちゃ可愛いい。そして、こちらがみつばちの嫌がることをしなければ刺してこない。私は過去に2回刺されたけど、アナスタシアの本を読んでいたら、刺されることが怖くなくなる。むしろ治療にすら思えてくる。
そして群によって性格が違うのも面白い。とっても穏やかな群や攻撃的な群もある。
 一家族に1群の日本みつばちがいたら、自然環境や農薬、食べ物についてもっと真剣に考えると思う。
だから日本みつばちを飼う人を増やしていきたい。

花粉を運ぶ日本みつばち

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