ドラえもん 宝島の感想(1/3)

今月の1日から公開している映画「ドラえもん のび太の月面探査記」

ドラえもんの大ファンの私も、早速観てまいりました。

最高でしたね。ドラえもんのセリフや伏線が一つ一つ丁寧に作られている印象を受けました。

ところで、タイトルの通り、書きたいのは「ドラえもん のび太の宝島」の方なんです。

と言うのも、もちろん宝島も映画館に観に行きましたが、初めて観るときにメモを取りながら観ると言うのはなんだかナンセンスな気がしていて、

最近テレビで公開されたことを機に、メモを取りながら観て、伝えたいことを一つ残らず書ききろうと思った次第です。

おそらく長くなります(笑)よろしければお付き合いください。



この映画ものび太が「どらえも〜ん!」と叫ぶところからスタートしましたね。のび太が今回の映画の主役ということかと思います。

ちなみに「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」では珍しくドラえもんが「のび太く〜ん!」と叫んでスタートしていました。


さらに、どうでもいいですが、この映画も例のごとく出木杉くんは最初の5分ほどで消えてしまいましたね(笑)彼が最後まで出続ける日はいつかくるのでしょうか(笑)

今回の映画では対照的な思想がだいぶ強く表現されていた気がします。後々また色々出て来ますが、最初の方では、海賊や宝島を信じるのび太に対し、現実を見ろというドラえもんが描かれていました。

さらにのび太は家出をしてしまいますが、ここには家族のあり方が描かれていました。

そもそも、一般に、父親と母親の役割について、父親は子に対し夢を語り、母親は現実を語るものだと聞いたことがあります。

おそらくそれを意識してのことかと思っていますが、のび太が家出をしてしまった原因は、母親に夢を否定されたからではなく、肯定してくれるはずの父親までもが、宝島を否定してきたことでした。

のび太は、父親は夢を共有できる存在として認識していたために、父親に裏切られた気がしたのでしょう。

家出したのび太に対し、なんだかんだでドラえもんは力を貸してくれます。ドラえもんのような存在は本当に大切ですよね。

話は進み、ドラえもんの道具の中で、のび太そっくりのクラゲちゃんが登場します。

月面探査記の方でものび太そっくりのうさぎがいましたけど、このクラゲちゃんものび太と同じで、しずかちゃんに勇気をもらっていましたね。しずかちゃんの優しさやのび太との繋がりを感じました。

映画にはフロックという男の子が登場しますが、この子が、またのび太とすごく対照的なんですよね。

現実しか見れず、「現実的じゃないことを言っても仕方ないだろ」「子供の力を合わせたところであの海賊たちには到底勝てないよ」などなど、随分と現実的な、夢のない発言が目立ちます。

のちに判明しますが、フロックがこのような発言をしてしまうのは、大人の言い分を聞かされてしまったから、なんですよね。子供が夢を信じなくなったら、それは大人の責任なんだなと深く思いました。

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