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トロールの森2022へ

東京杉並区の都立善福寺公園で開催されている「トロールの森2022」に行って来ました!

今年で21年目の国際野外アート展です。

今年のテーマは「Signs~きざし~」
ゆたかな自然の中、多彩なアートに触れられる貴重な経験でした。
かんたんにご紹介しますね。

野外×アート【常設展示作品】 

Open Air×Art – Works on display throughout the exhibition

野外ならではのダイナミックな作品や、公園の秋の深まりとともに表情を変えるインスタレーションに注目!
Keep a look out for dynamic works of art befitting the park setting, and installations that alter their expression together with the deepening autumn colors!
公式より


会場は都立善福寺公園上の池です。
もみじが少し色づいてきました。ベストシーズンです。

善福寺公園 上池


森の中のHOME。シルエットがかわいすぎる。絶妙。

森藤 文華(2.5 architects)「HOME」


想像以上に大きな栓です。栓が抜けたので、池の水がなくなっちゃうかも。
そんな感覚を再生できます。

池の底に排水口があることを示しています。今にも水面に渦巻きを起こしながら、水が吸い込まれてしまうのではないか、というソワソワした感覚。それは「きざし」です。脳内で再生されるかすかな変化。透き通ってないからこそ、自由に空想的な水中世界を想像することができます。
公式より
柿島静哉 「池の栓」


そこにあるのは平和への祈り。

竹厚 桂子「Playing Tree」


公園の森の中にカギが。
森へのドアをあけるのは私たちです。

座二郎「浮かぶドローイング」


森の中ですごせる場所を見つけました。
屋根の下には落ち葉がたくさん。フカフカです。

川嶋貫介「森の中の屋根」


大きな樫の木の下に。
どんぐりを入れる入り口と、チューブと、出口。
出口がないチューブには、すでにたくさんのどんぐりがつまっています。

戸室太一/オルモット 「ドンコロ・マシーン」


来訪者が落ち葉を投函するポスト。
すでにたくさんの落ち葉が投函されていました。
落ち葉が自然へと回帰するプロセスを楽しめます。

市川 寛「emerge」


いちばん大好きな展示がこちら。

中尾 紫香 「風まかせ」

森の中に掲げられた白いカーテンが、風に揺れています。
遠くには陽ざしが差し、鳥のさえずりがきこえました。

しあわせな日々のきざし。
いつまでも風に揺れる生地を眺めていたくなりました。

ここは東京都内だったのだろうか。
さわさわ吹く風の音と子どもたちの歓声がきこえます。
車の音も含めて幻想的。すべてがありのまま。

まとめ

かんたんにトロールの森2022の野外アート作品を紹介させていただきました。
豊かな自然の中で、変化しつづける作品に触れることができます。

私たちも、アート作品も、季節もまた移ろいゆく存在だと再認識できました。自身がインスタレーションの一部になったかのような錯覚。

こちらの展示で気づいた「きざし」を、大切に持ち帰りたいと思います。

展示は2022年11月23日(水曜)まで。
お近くの方、ピクニックがてらにぜひ足を運んでみてくださいね。


追記:「風まかせ」映像もどうぞ。10秒ほどです。


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