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ニューヨーク州で初めて家を買う | 家の決め手⑤家のサイズと間取り

いくつかの家を見て、オファーに至った物件の決め手シリーズ第⑤弾です

あくまでも私たちの基準です。

決めてとなった要因 - 私たちにとって大事だった順

  • 家のロケーション (群、学区、勤め先からの距離など、コミュニティ)

  • 家の状態 (今すぐにでも住めそうか?フィクサーアッパーか)

  • 値段 (住宅ローンふくめ月々の支払いは無理がないか、プロパティタックスの傾向はどうか)

  • 土地の特長 (ロットサイズ、農業はできるか、増築できるか)

  • 家のサイズと間取り (年を取るまで住みやすいか、後からどれくらい変更できるか)

あまり重視しなかったこと

  • 外観

  • コスメティック (壁の色とか)

  • 便利さ

家のサイズ

家のサイズは大きなこだわりはなかったのですが、
今のレント物件が大体1000sqftで
少し人を泊めたりするには小さいけど
2人暮らしには不自由はあまりないくらいなので
1000x2フロアとかなら十分だなと思っていました

大きな家は魅力的ですが
- 掃除がめんどくさそう←
- 結局使う部屋が限られそう (子供ができればかわるかもしれないけど)
- その割にその分プロパティタックスがかかる
そんな理由でバカでかい家は避けたいと思っていました

もともと首都圏生まれ首都圏育ちなので
狭い家には慣れていますし
引越を機に断捨離をしようと思っていたので
(大きい家に住むほど物が増えてしまう・・・)
小さい家への抵抗はあまりありませんでした

因みに、アメリカでは一年を通して住める状態にある面積がいわゆるzillowとかでみられる数値になります

つまり、完全に部屋として完成していない地下室などは含まれない場合があります

小さい家でもいいんですが(私たちにとっては土地のほうが大事だから)
小さくて天井の低い家は嫌だなと思っていました
圧迫感は嫌
地下室も、余裕で立てる家がいい
(私は日本人女性の平均身長よりはるかにデカい)

実際にみた物件のうち
天井があまり高くない家は結構あって
すごく圧迫感がありました
あとやっぱり壁と天井が近いと暗い
平日日中は結局仕事で家にいませんが(笑)
やっぱり明るい家がいいです
窓も多く自然光が入る家がいい(電気点けなくて済む)

イメージ。この窓はメンテナンスが大変そうだけど。

ニューヨークなど寒い地域であるあるなのが
結構窓が少ないこと
寒いからかな?
でも、窓も最近の良いものはかなり断熱効率があります

窓も最悪壁を壊して作れるけど
できるだけそういう基礎系の手間はないほうがいいので
明るい家がいいなと思っていました

また、ベースメントも完全な地下ではなく、ウォークアウト(丘の斜面などで片側が地下、もう片側が地上レベルになっている)が理想でした

イメージ

これはマストではないけど、この点は変えられないですからね・・・

間取り

間取りについてははじめはあまり考えていなかったんですが
家をいくつか見て結構気になりました
やっぱりうまく設計されている家は
動線が見えるんですね

前も書いたかもしれませんが
アメリカの家では結構家の玄関を開けると
ダイニングルームとキッチンがドーン!
とあることがよくあります

イメージこんなかんじ

これ、凄い違和感

そもそも玄関がないのが違和感
(靴を脱ぐスペースはマットなどがある程度)

日本のようなしっかりとした玄関がある家は見たことないですが
玄関っぽいスペースを作りたいなと思っています

気に入った物件はリビングダイニングが玄関の反対側、遠く?にあって
玄関を開けてすぐどこかの部屋にはならないところ(階段と廊下の様なスペースになっています)

イメージ。今回の家はこういうのじゃないけど、この配置いいかも。
やっぱり"玄関スペース"は欲しい。

あと、地味にガレージは家と離れているのがいいと思っていました
というのも、アタッチも良いんですが、借り家のときガレージから壁を伝ってアティックに至るまでリスが住んでしまって(!!)
夜になるとカリカリガリガリとナッツを削っているのか
地味に物凄い煩くて
特に敏感な夫は眠れない夜を過ごすこともしばしば・・・

くっついていようと離れていようと
入ってくるときには入ってくると思いますが
離れてる方がいいかな

電気や水まわり

水回りのものを増設するのは難しいので
そのあたりもよく考えられている家がいいです
例えば今回の家はベースメントはオープン(床はコンクリートで綺麗になっているけど、部屋などはない状態)ですが
トイレがあり、シャワーラインもあるので好きなようにバスルームを比較的簡単に改造できます

画像生成AIでちょっと木がどういうことになっているのかわからないけど(笑)

また、ユティリティーへのアクセスもとても簡単

アメリカ(少なくともニューヨークの田舎)では市街地から離れるとフツーに井戸&セプティックになります
セプティックというのはいわゆる汲出し・・・(家のなかでは違いはわかりません)
移住した最初のころは
・・・はい??
となったんですが(日本のボットンのイメージで)
それとは違って(?)トイレ自体は普通の水洗で
二年に一度くらい業者を呼ぶのが必要になるだけと知り
この点には何も感じなくなりました

そして井戸のいいところは水道代がかからないこと

水はもちろんテストしました
(前の持ち主が20年以上普通に住んでいたので、大きな心配はありませんでしたが)

電気は家の中にたくさんコンセント(アウトレット)があり◎
家の外やガレージにもたくさんついていて、便利です。
水道も、家の周りにもラインが惹かれていて、便利。

今はプラグインではないハイブリッドですが
プラグインなどチャージができるのも良いなと思いました

ドライブウェイ

ドライブウェイは地味に大事です。
家が道路から離れるほどプライバシーは増しますが
その分ドライブウェイは長くなります
ドライブウェイが長いのは
雪国では雪かき量がかなり増えるので大きなマイナスです

イメージ
フルリモートなら問題ないかもしれないけど、数メートルでも雪かきは大変

対策としては
①ガレージを道の近くにする(家は離れている)
②道路と家の間に垣根や木があるところにする
③田舎に住む(近くに家がなく、プライバシーはあまりきにならない)
などがあります

今回選んだ家は
②と③のミックスタイプ。
道路からいい感じの距離があること、
丘のようになっているのでプライバシーはあまり問題ないこと
(そもそも田舎なので近くの周りに家がない)
さらにサーキュラーになっていて、とても便利だなと思いました

年をとっても住める家

スターターホームや5_7年ごとに引っ越し
の考えがあまり好きではなかった私たち

お気に入りの家を買って、その家に少しずつ投資して愛おしむのが理想でした

リアルターと出会うまでは実際は難しいかも(なかなか理想のエリアに理想の家が出なかったので)と思っていましたが
この家は、それができると確信しています

階段の上がり降りは大事な日々の運動ですが
マスターベッドルームがメインフロアにあるのは大事です
最初は二階がいいと思っていたけど・・・
そして、セカンドベッドルームもメインフロアなので
年老いた両親にも◎

実はこの家は
前の持ち主が定年後に建てた家で
かなり年寄りのことをよく考えて作られています

最終的にはどうなるか人生分かりませんが
この家と残りの人生を過ごすんだと思うと
ワクワクするような家に出会えてラッキーです
逆に、やっぱり他の家はそう思えなかったので
自分たちの理想や感覚は大事にしないといけないと感じました

家族や親せきで家を買った人たちにはなすと
みんな
"初めて見た瞬間、この家だってわかった"
と言います。

そういうのって不思議ですが
やっぱり家にも縁があるんだなと思います

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