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ファンキーなあだ名じゃなくてもいい

昔々、えーびばでぃ samurai, sushi geishaと米米CLUBも歌っていたように(今調べたら、だいぶ歌詞間違えたまま歌っていた)、日本語がそのまま英語になっている言葉はたくさんある。Kawaiiとかbentoとかも昨今はかなり通じる。

ここ数年、スーパーで、sumo citrusを見かけるようになった。形が髷を結った力士の頭に似ているからなのか、体形に似ているからなのか、どちらか不明だけど、デコポンの英語名である。皮がぼこぼこしていて、つるっつやっとしたオレンジやグレープフルーツより見た目は悪いけど、sumoの力士が並んでいるようで、かわいいと言えばかわいい。6個で8ドルぐらいと値段も手ごろ。味が濃くておいしいので、わたしも周囲の人にもお勧めしてまわっている。

今日、スーパーに行ってみたら、名前がsumoじゃなくて"dekopon"になっていた。たぶん、おもしろい名前で注目をひかなくてもいいぐらい、売れ行きが安定したんだろう。デコが何で、ポンが何かみんな知らなくても、もう地位を確立したんだ。大丈夫。なんか嬉しいな。わたしの名前は、日本ではいじられやすい名前だったので、転校するたびにからかわれてきた。アメリカでは単なるすっとんきょうな名前だ。でもそのうちみんな慣れて、普通に呼んでくれるようになる、よね!そんな気持ちでdekoponの写真を撮った。

今朝は大谷翔平結婚のニュースで一気に目が覚めたけど、大谷もそのうちオオタニサーンと呼ばれなくなって、兜もかぶらなくなるんだろうな。あ、チーム移ったから、もう兜もないのかな…

蛇足ですが、日本語が英語になった時におかしなことになった言葉の一つに「ギー」がある。夫から「ギーって白の長袖だけ?Cobra-kaiみたいに黒くて袖なしもある?」と聞かれて、ちょっと考えてしまった。「ギー」は空手着、柔道着、剣道着、の「着」の部分を独立させたもので、要するにそういう格闘技のユニフォームということらしい。Cobra-kaiは、映画『ベスト・キッド』(原題The Karate Kid)の悪役チームのことですね。

てんこーせーってもう呼ばれない町じゅうの公園の地図ぜんぶ覚えて/毛糸

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