霧島ellie

ビートをちょうだい。

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最近の記事

ルルルルル~

「徒然草」冒頭の「つれづれなるままに、日暮らし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく、書きつくれば…(訳:これといってすることもなく手持ちぶさたなのにまかせて、一日中、すずりに向かっては、心に浮かんでは消えていくとりとめもないことを書きつけると…)」ってやつを今、私もしようかなって。 さて、唐突ではございますが、ここから徒然草、始めたいと思います。 私は、考えや思いを言葉にして伝えたくなるんだけど、それは時として、相手を追い詰めたり、不快にしてしまうの

    • コネクティング・ザ・ドッツ!

      フランス語を学ぶために10年以上前によく見ていた「アメリ」のデジタルリマスター版を小さな映画館、日田リベルテで鑑賞した。この映画が伝えんとするのは、恋をすること自体奇跡だし、気持ちを伝えるのは怖いけど、飛び込みな!失敗した方がマシじゃん。むしろ失敗したっていいじゃん。ってこと。そんなことがフランス映画らしく詩的な台詞をもって描かれている。 この映画の見どころは、やっぱり画的に美しいところ。どの場面を切り取っても素敵なポストカードの絵柄になる。街並みや調度品が素敵でワクワクす

      • 私の恋は成就しました(?)

        私は、ホラー映画を絶対に見ないし、絶叫マシンにも絶対に乗らないし、お化け屋敷にも絶対に入らない!怖い思いも痛い思いもしたくないから、その類のものを避けて過ごしてきた。長年、ピアス穴を開けることに踏ん切りがつかなかったのもこの理由から。ピアスしてる勢に「お~い、人の身体に穴を開けるなんて正気なのですか~!?」と、両手をメガホンの形にして大声で問いたいくらいには、私にとってそれは恐ろしいことだった。 昨年、何度も何度もイヤリングを落として、そのたびに悔恨の情を抱くのがストレスだ

        • ポッドキャストを始めてみた2023年

          今年に入ってポッドキャストを始めてみた。とりあえず録音開始ボタンを押して、何故こんなことをしているんだろうとじわじわと込み上げてくるおもしろさに恥ずかしさが入り混じった心境で、とりあえず話すことを始める。毎回、冒頭10分で話が終わってしまうけど、何とか30分は粘る。そして、不安な気持ちでアップロードする。あと、3%くらいはワクワクもあったかな。未知の領域に足を踏み入れるときには、これまでに触れたことのない世界が先に待っているんだろうな、というワクワクがいつもある。更新時の体勢

        ルルルルル~

          事件は現場で起きているんだ

          元気ですか。わたしは元気です。 「ブリジット・ジョーンズの日記」を見ながら、久しぶりに徒然なるままにしたためます。私は今、たいそうに狼狽えています。 昨日、帰宅し、ドアを開けて上方に目をやると、ヤモリがぶら下がっていました。経緯を推測するに、彼ないしは彼女が我が家に侵入しようとした瞬間にタイミング悪くドアを閉めてしまい、挟まれてしまったのでしょう。ヤモリは夜行性であることを考えると事件が起きたのは、夜間帯。前日は、明るい時間にしか出入りしていないので事件発生推定時刻は前々

          事件は現場で起きているんだ

          年末に思うことについて

          わたしの友達へ 1年が終わるね。 2022年も終わりそうなので、久々にわたしのソウルをしたためさせていただきます。BGMは渡辺美里さんの「My Revolution」にして読み進めていただけると幸いです。 「思いを表すこと」「思いを伝えること」について、最近よく考えています。わたしは、今まで自分の気持ちを全開で相手に伝えて過ごしてきました。周りの人が受け止めて(時には受け流して)くれていたからこそ、そういられたのだなと今、滲みてます。近頃は、伝えることが良くないことのように

          年末に思うことについて

          やさしい気持ちが湧いてくる瞬間について

          普段、1日のトータル歩数は20歩、寝ているのか起きているのかわからないくらいに怠惰な休日を過ごしていますが、まさに日暮巡査の4年に1度の目覚めのように、夏になると血が騒ぎ出して覚醒する夏生まれのわたしは、詰まっているこれからの予定に向けてパリジェンヌ(まつ毛パーマ)をかけた。それは舞台前だった。 浅はかだった。施術後4時間はまつ毛を濡らさないでくださいね。ってサロンのオネイサンに言われていたのに。そうやん、わたし舞台鑑賞すると百発百中で泣くやん。悲しいお話であろうが、楽しい

          やさしい気持ちが湧いてくる瞬間について

          気持ちの盛り上がりと脱ぎ捨てた制服について

          定時がきた。事務所を飛び出し、いつもより長く感じる廊下を小走りで、階段を駆け上がり、ロッカールームに制服を脱ぎ捨て、職場を飛び出す。やっと、ひゅーいさんのライブに行ける!気持ちは身体より先走りで、ときめきという電車の乗り継ぎをこなせば逢える!渋谷で5時的心境。 ライブ前に気持ちが盛り上がっちゃって、パルコのイシバシ楽器で赤いギターを衝動買いした前回のひゅーいさんのライブの日からおおよそ3年が経った。あんなに私の気持ちは盛り上がっていたのに、しばらくの間、赤いギターは部屋の隅

          気持ちの盛り上がりと脱ぎ捨てた制服について

          「音楽」「演劇」「下ネタ」が最強!なロックミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」について

          何に触れても、反射的にその意味や理由を考えることが習慣になっている。学生時代、授業でダリとブニュエルの無声短編映画「アンダルシアの犬」を見て「意味がわからない。」と感じたとき、そんなことに気づいた。人の言葉にも、仕事をしていても、芸術に触れても、ずっと意味を追いかけている。「何故?どうして?」に溺れてしまいそう。 いつも舞台を観劇すると、メッセージに触れて「今を大切にしよう」とか「愛する人を大切にしよう」とか、しみじみと思ってみたりなんかするのだが、「ロッキー・ホラー・ショ

          「音楽」「演劇」「下ネタ」が最強!なロックミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」について

          現実を生きるということについて

          「夢見る少女じゃいられない」は私の友人、マイコちゃんの十八番。私にとってはマイコちゃんの曲。この曲を聞くたびにマイコちゃんを思い出す。とともに、最近では、この曲を聞くと別の感情も抱くようになった。少女の頃の無敵モード時代を経て、現実が身に染みる、もはや身に突き刺さる、、こともある今。この曲のサビを聞くたびに「夢見る少女でいさせてくれよ織田(哲郎)さん…せめて、夢くらい…夢くらい見させてくれよ…」と、切に思う。 夢があるから現実を生きられる。そんな時も往々にしてあると思います

          現実を生きるということについて

          ティーンの刹那的な輝きについて

          2021年が終わろうとしています。 寝て起きて歯を磨いて靴下を履いて出勤し、週に2回ゴミを出す、そんな日々を繰り返しました。実家にいるときは考えもしなかったけど、人生にゴミ出しはつきものなのだね。ゴミ出しに携わって7年目。そんなことをしみじみと感じます。 そんな、なんてことない毎日ですがそれなりに良いテンションで生活しています。「それなりに良いテンション」と、書いたけれどもそれなりにクサクサもしています。それなりにクサクサもしているんだけど、しているんだけど、だけど、心は

          ティーンの刹那的な輝きについて

          ビートを欲しているということについて

          「おれはことばなんかで型にはめてしまうのはすきじゃねえんだ」って、ときめきトゥナイトで真壁俊くんが言っていたのが忘れられなくて。ほんとそれなんだけど、言葉にすることの他に術が見つからない。 「悲しいっていえば悲しいんだろうけど、言葉にしたら、言葉が気持ちを上書きしちゃう気がしてさ、なんかね、ふわふわしちゃってんだよね……」っていう大豆田とわ子と三人の元夫の中でのとわ子の台詞。これもすっごいわかるんだけどね、だけど、私はね、言葉にしたいのよ。したいけど、したくない。したくない

          ビートを欲しているということについて