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小説執筆用の安いノートPCとしてのChromebookの使い心地(良い面も悪い面も)

安くてカフェなどで作業するのに持ち歩きしやすいノートPCが欲しくて、迷いましたが去年、3万円程度のChromebook を購入しました。(今は円安などで少し上がっています…)

ChromebookはタブレットとPCの中間ぐらいの感覚で、ipad等より安く、かつタブレットと違いキーボードも標準装備です。

 OS が Windows ではない機体を購入することで迷いもあり、色々小説執筆に使っている人の記事や感想を読んでから買ったので、私も個人的な感想を書いておきます。

メリット① 起動が速い

実質タブレットPCみたいなものなので、めちゃくちゃ早いです。スマホなどと同じようにすぐ作業できるイメージ。

メリット② 音声入力ができる

今までも何度か音声入力に挑戦していますが、結局 iPhone からごく限られた場面において使っているのみでした。

Chromebook は何しろgoogleのOSなのであらゆる場面でGoogle音声入力が気軽に使用できます。むしろ小説執筆よりメール返信の下書きの方が向いているかもしれない。

メリット③ 安い

本当はこれが一番の理由でもあったのですが、購入時は3万円台と、Windows の ノートパソコンと比較して明らかに安かったのが良い点です。

例えばiPad とキーボードを購入することと比べても、遙かに安価でした。

メリット④ アプリが色々あって便利

Androidのスマホやタブレットを持っていれば、そちらと同じアプリが使えます。一通りのアプリはあるので、dropbox等との連携も簡単です。

私は同人誌を作成するときにPDFに赤入れをしているのですが、縦画面(タブレットモード)にしてPDFを開き、指で直接修正を書き込んでいます。スマホの小さな画面より作業しやすいです。

メリット⑤ 比較的軽く充電も持つ

かつて使っていたノートパソコンが600g程度だったのでそれとは比較できないのですが、900g程度で比較的軽いかと思います。

フル充電だとスペック上は約 10.0時間使えるため、充電器を持ち歩かないことも多いです。Androidのスマホなどに多いUSBTYPE-Cで充電できます。

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と、色々良いところはあるのですが、購入時に迷ったデメリットはやっぱり使ってみてもデメリットでした。

デメリット① デリートキーがない

これが個人的にはとても痛い。WindowsとはOSが違うので、不便な点もあります。まずキーボード配置が違っていて、デリートキーがありません。

複数キーを押してデリートさせることはできるのですが、普段とは明らかに勝手が違って不便です。特に小説を書いたり文字をたくさん打つ時には、デリーキーひとつで後ろの文字を消せないのはタイムロスです。(Backspaceキーはあります)

デメリット② デスクトップにファイルへのショートカットを置けない

これが地味に面倒です。よく、作業に取りかかりやすくするためには、あえて中途半端な状況で放置するというようなことを言いますが、それができません。毎回一からアプリを開く必要があります。

デメリット③ マシン性能が高くない

作業内容にもよりますが、わりとよくアプリが落ちます。複数の作業を並行するのはやめた方が無難です。

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そんなわけで、ベストとは言いがたいものの不都合というほどではないかな、という感じなので使い続けています。

その他:ポメラや外付けキーボードはどうしてやめたか

以前はポメラを使用していたこともありました。文字を書くことに特化したポメラは作業効率的にはたぶん一番よかったかと思います。

ただ当時、文字制限があって本一冊分の原稿を扱えなかったのと、dropboxなどにすぐ保存できないことが不便でやめてしまいました。(クラウドにデータを置いておかないと不安)

スマホと外付けキーボードというスタイルで作業をしていたこともあります。

折りたたみ式キーボードはコンパクトですし、スマホはどちらにしろ持ち歩くので、重さ的にはかなり有利です。

ただ、私はiphoneを使っているのですが、そもそもiOSの日本語入力がwindowsと違うので慣れていなかったり、キーボード配列も慣れていなかったり、スマホの画面では小さいなどの不満があり、やめてしまいました。

海外一人旅にもこのスタイルで行ってそこそこ便利だったので、移動が多い人には良いかもしれません。

使っているアプリ

書く作業には基本的にjota+というアプリを使っています。文字数をすぐに見ることができて便利です。

googleドキュメントなどを使っていないのは、軽くて扱いやすいtxtファイルをメインにしているからです。

あとはさっと作業するだけならdropboxのアプリを開いてそのまま書くこともあります。

縦書き表記できるアプリなどもあることは知っているのですが、今のところ横書きの方が視認性がよいので上記のアプリだけで足りています。

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そんなわけでchromebooksで小説を書くことの覚え書きでしたが、気がついたらchromebookの値段もずいぶん上がってしまいました…。

私が使っているのは下記の端末ですが、去年の購入当時は3万円台だったものです。

ただ、他の端末の値段もおおむね上がっているはずなので、メリットはそれほど変わっていないのではないかと思います。

端末の使用感がちょっと悪かったり、持ち出すのが重かったりすると、それだけで作業が少しずつおっくうになるものだと思います。円安な中でたくさんの機種を試すことは今のところ難しいですが、試行錯誤していきたいです。

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