・久しぶりの在宅。タスクは他所に頭の中はもう明日の「なごうて」の事でいっぱいだ。しかも今回は昼過ぎスタートなので、鈍行でゆっくり向かっても名古屋メシを堪能する余裕までありそうときている。ひと昔前の自分では考えられないが、いまや小旅行感覚ですらなくカジュアルに名駅へと降り立ってるので、いよいよ駅の構造も大方は把握してしまった。以前は結構な覚悟の要る遠出だったはずなのだが、世界とは捉え方次第で拡がっていくものなのだな。

・しかし降りるばかりで未だ通り過ぎてばかりなのは変わらず、駅の構造は把握出来ても周辺の土地勘はまだまだ養われていない。未だ栄にあると聞くオタクショップの床すらもろくに踏めていない。そこそこ通うようになったとはいえ、せっかくの名古屋ではあるのだから、なにかそれらしいモノを一つくらいは堪能しないと少し損をした気分になる。あくまで観光が主目的なのではないが、根が貧乏性なので、なるべく楽しめる時には理論値を追求したい。そのもっとも分かりやすい指標が俺の中ではご当地グルメなのである。

・遠い昔、名古屋のフォロワーとナゴヤドームのライブ終わりにメシ屋を探し求めてあーでもないこーでもないと言いながら奔走した挙句、駅前のしょうもないカレー屋で落ち着いたという事があった。当時は後にラノベ編集となるオタクも傍らに伴っていたのだが、やたらと尖っていた当時の彼は店に入るなり、シャチホコに見立ててエビフライを両脇に添えた店の名物カレーを指して、やれ高いだのどこがシャチホコやねんだのと店中に響き渡るような声で朗々と捲し立てるので、隣で無駄に慌てる羽目になった事を今でも思い出す。

・話は逸れたが、要するに地元のオタクも、或いは地元過ぎるが故に身の回りの店になどさして詳しくなかったりするものだ。言われてみれば俺自身、京都で美味い店など言うほど知りもしないし、あまつさえラーメン以外を指定されると途端に言葉に詰まってしまう。とはいえ東京のオタクにオススメの店を聞いて「天一か王将か」の二択を迫られた時は、流石に手が出るかと思ったが。両方うっとこが本家ですねん。

・加えて来週の肉フェスもひとまずは27日の参加が確定したので、残る今月、多少の憂いならもはや無いも同然と言えるだろう。ただ今年のゴールデンウィークのなか日とも言うべき4月最終週は、基本的にカレンダー通りの営業なのであまり長居はしていられず、翌日以降の参加は未定である。そうでなくともここに来て「ぼっち・ざ・ろっく！」の展示会にも気持ちが偏ってきたため全てはタイテ次第という感じなのだが。