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日記:2024年4月22日 曇り

・野外で負ったダメージ(負傷した訳ではない)が一日で治る訳もなく、またしても無様を晒してしまった。弊社では始業前に寝ぼけた頭を叩き起こす名目でちょっとしたストレッチの時間が設けられているのだが、今朝の俺は上げられない、曲げられないと全身がカスのかっぱえびせんみたいな仕上がりであった。しかもなるべくなら悟られまいと苦痛を圧して参加したにも関わらず、ぎこちない動き以上に苦悶が表情として浮かんでいたようで、余計な心配をかけさせてしまった。全然大したことはないのに申し訳ない。そして残念ながら、どんな運動をしたのか聞かれてもお答え出来ません……。

・今日は気まぐれというか、ついつい誘惑に屈して久しぶりにコーヒーを飲んだ。アルコールと同じく昔はそれなりに嗜んでいたが、服薬の兼ね合いと不眠症を患って以来、カフェインとの相性値が最悪となってめっきりと遠のいてしまった。社交としても飲み会よりブレイクタイムにコーヒーを勧められる頻度の方が圧倒的に多い環境なので、毎度のように断るのが心苦しくもある。幸いにも今のところは漠然と覚醒作用を感じる程度で済んでいるが、酷い時だと酔っ払った蜘蛛の巣じみておかしな挙動を取り始めるため相当にリスキーな賭けであった。さて、今夜は無事に眠れるだろうか。煎り豆から染み出た苦い汁ひとつ取っても命懸けの人生に乾杯。

・具体的な旅程はまだまだ検討中であるが、なんにせよ席を押さえないといよいよ拙いので、ひとまず肉フェス行きの新幹線だけは確保した。指定席とは言うものの8割方既に埋まっていて、特に窓側は当然のごとく全滅していたため選ぶ権利などほとんどない。ものぐさな俺(と一向にタイテを出さない運営)に非があるので空いていただけマシだと思うべきだろうけど。しかし久しぶりの指定席ゆえか余計に高く感じるぜ。時期が時期なので安くない金を払ってまで立ちっぱなしになる惨めさに比べれば座れるだけ上等だが、料金以上に予め決められた何かに束縛される事自体があまり得意でないというから困ったものである。

・俺の旅行スタイルは都度に行きたい場所を全て巡る方針でいるため、事前にある程度の当たりはつけても具体的なスケジュールは行き当たりばったりになりがち。そのため行きはともかくケツが決まってるとそれがプレッシャーとなって身動きが取りづらくなる。結局どこへ行っても地に足が着かず、根無し草の風来坊といった風情だが、このように何かにつけて現代社会ではおよそ合理的ではない生き方をしているせいで、混雑を減らすなどといった至極当然の施策にすら翻弄されてばかりだ。果たしてゆとりが無いのは俺か、社会か。その答えだけはどうか、民主主義には委ねないでほしい。必ず俺が負けます。

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