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仕事と育児のバランス

保育園開始が1週間後と、間近に迫っています。

産休と合わせて約10か月。有休はあまりとる方ではなく、転職の際も長期休暇を取らずに土日を挟んですぐ次の会社に出社したので、社会人になってから、初めての長期の仕事離れでした。

この10か月、初めてのことばかりで、その中で色んなことを考え、気づき、気持ちの変化がありました。

育休前後での気持ちの変化

キャリアを中断しているという思いがどこかにあった

産休、育休に入るまでは、仕事を長期で休むことで、続けている同期からおいてかれるような不安が、少なからずありました。
毎日朝から晩まで働く夫を近くで見ていても、仕事に没頭している人と差がついてしまうなーと感じることも多々あり、早く仕事に復帰して、取り戻したいと考えていました。

育児休暇中、別のところで自分の成長を感じられた

実際に育児休暇に入って、育児に没頭してみると、息子の成長を間近で見られるだけでなく、自分も成長していることが実感できました。

まずは家事面。

掃除をする時間を作ればあったのですが、後回しにして週に1回程度しかしていませんでした。息子ができてからは家の中をなるべく清潔に保つため、掃除の頻度を増やし、仕方も丁寧になりました。難しいことではないし、直ぐに汚れるのでまた次の日も次の日も同じことを繰り返さなければならないのですが、汚れやすい箇所、見落としがちな箇所、効率的な掃除の仕方、順序などを考えるきっかけとなり、復職後に前よりも効率的にできるようになったと思います。

そして料理。ほとんど外食だった夫婦ですが、平日と、休日の朝食夕食は必ず家で食べるようになり、レパートリーも増えました。栄養バランスを考えたり、無添加にこだわったり、価格の感覚もつかめるようになりました。復職後の課題としては、今までお昼に夕食を作っていたので、仕事後に食事をサッと作ることと、離乳食のストックを休日の間に仕込むことです。

洗濯はもともとドラム式乾燥機を使っているのであまり大変ではないのですが、乾燥機を使えない洋服に関しても、干す時間帯や場所、頻度など色々試した結果夜浴室乾燥に入れて朝たたむのが一番効率的だと、判明しました。

最後に育児。

これは生まれてから今日まで24時間つきっきりでしてきたわけですが、私自身の精神的な成長につながったと思います。
母として、息子のために割く時間。息子がすくすくと成長できるように、考える離乳食。動きやすく過ごしやすい服装、寝具など。ずっと息子のことを考えて過ごすことで、自分の仕事や生活中心に考えてしまってきた頃と比べると、ずっと家族の幸せを考えるようになりました。

家事育児での自分の成長。
仕事をしている間は、仕事で成長してこそ!と思っていたように思います(謎)。なので、家事育児でできることが増えても、それを成長と思えると思っていませんでしたよく考えると、家事育児は家族の生活のために毎日必ず必要なので、成長した方が絶対良いと思います。
この8ヶ月で、何かに本気で没頭した後は、それが何だとしても充実感が得られることがわかりました。仕事は没頭しやすいのと、没頭するものが仕事しかなかったのかもしれません。

息子と離れるのが寂しい

「仕事の方が楽だから、直ぐ預けたくなるよ~」「保育園に預けるとやっとコーヒーがゆっくり飲めるよ」など、育児から解放されて楽になる、というコメントをたくさんもらっていて、そうなんだろうなぁと思っていたのですが、想像以上に寂しさを感じています。もう1年とってもよかったかもしれません。確かに大変なことはあるのですが、それ以上に愛しく可愛い存在なので、一緒に居る時間は幸せでしかありませんでした。今まで生きてきた中で一番幸せな年だったんじゃないかなと思っています。

仕事は頑張りたい。けど、家族の時間を大切にしたい

育休を経て、色んな変化、成長があった結果、前よりも家族との時間を大切にしたいという気持ちがすごく増しています。
たくさん働いて忙しそうにしている人を見ると、不安になる気持ちは前よりはありません。仕事をたくさんすると、人から認められたり、自分の成長を感じられたり、頑張ったことで達成感が生まれたりするので、どんどん仕事をして、仕事をもっとしている人をみると不安になる、というようなループにはまっていたところもあるように思います。
育児をしてみて、別のところで自分が成長をして、意外にもそこに充実感を感じられました
そもそも何故キャリアアップしたいのか、なぜ仕事を頑張るのか。
目的を見失わないように、仕事をしてたくさん稼いで、そのお金で家族で充実した時間を過ごしたい。そのために頑張ろうと思います。

とはいえ4月から自分の仕事も始まり、寂しがってばかりいられないので、気持ち新たにやっていきたいなと思います。

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