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帰国生入試って何?

 皆さん、こんにちは。えむ@非常勤講師&大学受験アドバイザーです。
 このnoteでは、令和7年度以降に大学受験を控えている方、その保護者様のお役に立てるような、入試にまつわる様々な情報をまとめています。
 今日のテーマは「帰国生入試」です。


■増えつつある「帰国生入試」

 「帰国生入試」とは、その名の通り海外の学校の卒業資格を持つ生徒さんが受けることのできるものです。「海外就学経験者入学試験」と呼ばれることもあります。

 この入試の場合も、一定程度の語学力はもちろんのこと、海外での生活、学習成績、課外活動への取り組みなどが総合的に判断されます。

 つまり、単に英語力だけをみるのではなく、その生徒さんが異なる文化・異なる生活様式・異なる価値観の中でどのようにいきいきと学業やその他の活動に励んだのか、その姿をみるものだと考えます。

■「帰国生入試」で評価される資格

 とはいえ、この入試で重視される資格はやはり語学系です。

 たとえば、大変人気のある上智大学外国語学部の帰国生入試の場合、外国語検定試験の出願要件には英検やTOEFL、TOEIC、IELTSといった多様な検定の中からいずれか一つを提示しなければなりません。もちろん◯級以上、◯点以上という、各大学・学部が求める規定が存在します。

 また、国際バカロレア試験(IB)が用いられる大学も増えていますね。例えば先に挙げた上智大学では、「国際バカロレア入学試験」として別枠を設けています。

 この国際バカロレア入試に関しては、また改めてまとめていきたいと思います。

■「帰国生入試」の今後

 コロナ期間を経ても、帰国生入試の注目度、活用度は特に変化はないように思います。実際、私が指導にあたっている中での帰国生の数は、コロナ前後で特に変化はありませんでした。

 コロナが収束したいま、人々の移動が再び盛んになってきましたので、帰国生の数は今後はますます増えていくのではないでしょうか。それに応じて大学側の入試形態もより柔軟なものになっていくと考えます。
 

※大学入試共通テストまで
 14日
得意だと思っているところほど、丁寧な見直しが大事ですよ(^_-)

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