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キャリコンのひとりごと〜研修講師として

[2015年1月]

さて、昨日の専門学校の講話を担当した同僚がやっと1段階突き抜けまして、あゝ良かったなと安堵しました…長かった…

私に、彼を仕込めというミッションが出たのは3年前…グループワークのアシスタントから始め、徐々にメインを担当させようと図るも、当日「お腹痛くなっちゃってできません」とか、「前田さんみたいにハイテンションなのは恥ずかしいからできません」とか、エピソードに事欠かない訳ですが、1番問題だったのが、受講生の様子に気づけないこと…「今日の学生たちには伝わらないなー」とかエラそーな様子が出てきた頃は、「伝わらないのは受信側のせいじゃ無い!全ては発信側のせいだよ!」と何度も何度も伝えてきましたが、腑に落ちない様子でした。

昨日の講座では、「もう、今回から独り立ちだからね」とプログラムを組むこと、アシスタントの役割を決めて指示すること全てを任せました。

変なところで潔癖だけど、仕事は雑な彼に準備を侮るなと言うことだけを伝え、口出しはしない様に気をつけて当日を迎えました。

前半はやはりいつも通りで、「予定よりも参加人数が多いから難しい」とかグタグタと言い出したので、喝をいれました。「あなたの言葉は何の為だ?受信側に次の動作を取ってもらう為なんだよ、受信側が次に動けるためには自分の言葉を変えなくちゃいけない。その為なら、シナリオ通りにと言うこだわりは捨てなくちゃ」と…

休憩中に真剣に考えた様子で
後半の彼の言葉は変化し、受信側との関わりあい方も変わり、結果、受信側の様子も変わりました。

その様子に「あーもう大丈夫だな。」と手を離すことができました。

あー長かった…と思うとともに、次のミッションへ動き出した昨日となりました。

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