【そうだ、島に行こう。沖縄一人旅 2024】2日目。念願の久高島へ。③
お昼過ぎに港でガイドさんたちと別れ、今回はなるべく食べたことないものにもチャレンジしようと思っていたので久高島名産のイラブー汁にチャレンジすべくイラブー料理を出してくれる港の近くの定食屋に行こうと思っていたら休業日。
じゃあもう一つの定食屋に行ってみよう、とてくてく歩いて向かうことに。
集落のあるエリアはそんなに広くないので、どこも徒歩で気軽に向かうことができます。
混んでる時間帯のようでテーブルの片付けまで手が回っていなかったけどここで引いたらお昼難民になる恐れがあるので引くわけには行かない。強い心で片付けされてないテーブルにてメニューを吟味。(そのうち片付けてくれた)
実はイラブー料理ってなかなか食べれないから久高に来たら食べたほうがいいんだろうな、と思って気合いは入れていたんですが、正直食べたいビジュアルのものでは全くない笑
そして私はそこまで食に寛容な味覚と視覚の持ち主では、ない。
旅の思い出のプレッシャーのみでイラブーにチャレンジしようと意気込んでいたところ、当初の予定の定食屋がお休みだったので完全に気が抜け、普通に食べたいもの食べる方向で行くことにしました。ヘタレ?聞いたことない言葉ですね☺️
お味は労働後にとてもいいガツンとした味付け。美味しく食べてたけどそこまで労働していないので最後はちょっとしょっぱかった。お野菜たくさん炒めてるのはすごくいいな〜と思いました。
その後集落の写真を撮ろうとぶらぶら適当に歩いていたら、定食屋から5分くらいのところにカフェが。
あ、ここGoogle mapでチェックしてたとこだな〜と思い、食後にぜんざい食べたいな〜ということでテラス席で食べることに。このテラス席が最高なのです。
このぜんざいの氷が今時ないくらいガリッガリで、私はなんかそれがたまらなく良いなあと思ったんですよね。ガリガリの氷を咀嚼しながら、目の前の猫とおじいとおばあ、通りがかった島の人や旅の人がそのおじい達と会話していくのをただひたすらぼーっと眺める。ガリガリの氷を噛む衝撃でちょっと脳みそ震わせながら。ひたすら。
「めがね」という映画がたまに観たくなるんですが(あれは与論島でしたね)、ストーリーがあるようでないような自然に島に集まる人たちと別れる人たちとの日々を淡々ゆるりと描いた映画。「プール」のDVDを借りたら間違って「めがね」が入ってたので観てみたという出会いの映画でしたが(プールはまだ観てない笑)強烈にあの映画を思い出しました。あの空気感に自分は今、いるなあ。
1週間前まで行き先も決めてなかったのに、不思議なもんだなあと。実感はあるようなないような、ゆるい感じ。
でも、こんなに贅沢な時間はないな、とはすごく思った。
急げば14時発の船に間に合いそうな時間だったけど、急ぐ意味もないので見送り。次の16時の船にすることに。
途中で目の前のベンチのおじいがペットボトルを落とし、見つけられずにいる間にペットボトルが横の急な坂を転がり出し、あ、やば!!行かなきゃ!と思った矢先、カフェで私の後ろにいた青年が飛び出してくれてペットボトルを止めてくれました。戻ってきた青年にお礼をいい、そしてまたぼーっとおじいの観察に戻る。なんとゆるい時間。
ぜんざいを食べ終わり、目の前のおじいの横に沢山落ちている猫を構いに行ってみることに。
構っていたら先ほどからずっとベンチに座っていたあのおじいが話しかけてきてくれた。猫の餌はこちらのおじいがあげているそう。色々な話をしてくれて、今98歳(!)でこないだ300名以上集まって長寿のお祝いをしてくれたこと、戦争のこと、久高島の定期船を立ち上げたのは自分だということ、まだ働いていること!
もう少し若かったら、お嫁にもらったのにねえ☺️みたいなことを言われたので、
「えっ、それは若かったら良かったってのは私とおじい、どっち・・」
と聞いたら「じゃあ僕は1時間半お昼寝するからまたねえ」みたいなことを言って颯爽と自転車に乗って去っていきました。
しかし98歳って、何歳だっけ?みたいな感覚になるくらい元気だな〜。
老化ってほんと気持ちからくるところが大きいんだろうな。元気なご長寿が多ければ多いほどそんなもんだって思ってみんな元気に過ごせるんだろうな〜〜。
さてあとは船の時間まで適当にぶらついて写真を撮ります。
元々の旅の目的が「なんも考えずに島の写真を撮る」なので満喫せねば。
集落以外のエリアはガイドさんが車で一通り回ってくれたのであとは徒歩で動けるエリアだけでいいのが気が楽だ〜。
飲み物を買おうとレジに向かうとおばあちゃんが文庫本のようなものを読んでいる。気づいてもらえないので話しかけると
「あんた誰ね!?」と急に大声で返ってきたのでビクッとする笑
🥺「(なんて答えればいいんだ・・?)客です!」
👵🏼「あんた誰ね!?(2回目)」
😫「か、観光客です!!(大声)」
👵🏼「何買うだ!?」
😫「これです!(さんぴん茶)(大声)」
👵🏼「これは・・160円だったか!?」
😫「180円です!(大声)」
👵🏼「お釣りはいくらだ?」
😫「20円です!(大声)」
・・買えた笑
後々考えたらガイドさんがこちらのおばあは100歳を超えていると言っていた気がする。こわ〜!!!久高島こわ〜!!元気過ぎでしょ!文庫本読んでたよお!働いてるよお!すごいなあ!
島をぐるぐる回って船の時間30分前くらいになったので港の方へ戻りお土産を見てみることに。
そんなこんなで高速船の時間に。帰りも高速船ワープで帰ります。
ちょっと怖いかな、とも思っていた久高島は穏やかで静かで陽の光と風が気持ちいい優しい島でした。来れてよかった。
島を満喫し16時半前に安座真港へ到着。
ここからまた色々動いたので、もう1記事分けます。
2日目がなかなか終わらない笑
【おまけ】
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