Sparta再始動ツアー番外編@シアトル観光(Mopopミュージアム+KEXPスタジオ)

スペースニードルもシアトル観光名所の一つです。

ちょうど行ったのが大改装された直後で、せり出した展望台とか見どころもあったのですがひとりだし、入場料が3,000円を越すし、時間もないし…と今回は見送り。晴れた日に行けばシアトル一望から、数々の島々、マウント・レーニアまで見渡せるんだとか。

今回必ず行こうと決めていたのが、スペースニードルの敷地内にある「MOPOPミュージアム」(ポップカルチャー博物館)。シアトル周辺には沢山の音楽や映画など多くのカルチャーがあり、それをまとめて見ることができるミュージアムです。入館料は28ドル(日本円で3,000円くらい)+現在マーヴェル展も開催しているので、そちらも見る場合には36ドルになります。

私が最も見たかったのが、もちろん「NIRVANA」の展示でした。存命しているメンバーが2人いるなか、シアトルそしてグランジシーンの代名詞となったそのバンドの残した功績と影響の強さを物語る展示ともいえます。

展示スペースはそこまで広くはなく、彼らのインディ時代のレーベルであったサブ・ポップの関係者やプロデューサーたちのビデオが流れるスペースを真ん中に囲むように、展示物が所狭しと細かく、沢山ありました。

カートのギター、アンプ、スピーカー、手書きの歌詞、譜面、そして有名な人体模型のオブジェ、カーディガン…映像の中で何度も見ていた本物が眼の前にあると、不思議なものです。知っている世代ながら、つい最近のようなのに、年月は経ったんだな…と。でも彼らの展示は過去のものというより、まだ温かい血の通ったものにも感じました。

今なお、USロックシーンを背負って立つデイヴがいて、そのデイヴに引っ張られるようにシーンに戻ってきたノヴォセリックが、ともに今もNIRVANAを背負って生かしているから、過去のバンドにはならないのかもしれないな、と思いながら隅々まで見ました。

写真の多くやファンクラブへの直筆の手紙はノヴォセリックからの提供。これがオフステージの彼らの表情がたくさん見ることができて、とても楽しいものでした。

併せて、当時のグランジシーンに君臨したバンドの紹介コーナーも。

私たちの世代には無くてはならないシーンであり、バンドを生み出したシアトルという場所で、その音楽と想いを辿りながら過ごした時間は多くを感じるものでした。

そこまで広いわけではないNIRVANAコーナーだけで1時間まるっといた私。ここで入場料の全額元をとった気分でした。

それ以外にはジミヘンやボウイ、ゲームや映像の展示も数多くあり、それを見るだけでも半日くらいは過ごせそうなボリュームです。つい最近まではパール・ジャムの展示もやっていました。

おみやげコーナーもありますヨ。今はクリス・コーネルの銅像ができたことでも話題になりましたが、今思い出しても、時間を気にせずにもう一度ゆっくりみたいな…と思っている場所です。

続いて最後に立ち寄ったのが、シアトルの有名ラジオ局KEXPのスタジオとカフェ。Mopopミュージアムからぐるりと歩くのですが、結構分かりづらいのでGoogle MAPを頼ったほうが良いです。

USインディ・ロックの代表ラジオ局でもあり、数多くのスタジオ・ライヴをオンエアしています。局の中も外から見ることができて、平日はスタジオが見学できるツアーもやっているんだそう。


会議室の入り口にシアトルのアーティストたちの写真が飾られていました。この部屋にはクリス・コーネル&サウンドガーデンの写真が。

局の隣にはカフェも併設されていて、ミニレコードショップもあったり、オンエアを聞きながらまったりしたり仕事をしているひともたくさんいました。どこも混んでいる日曜の夕方で、穴場のようにゆったりスペースもあっていい場所でした。

続いては、シアトルタコマ空港での観光です!