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SW_北日本クルーズ2/3(1道5県)

旅の内容

SW_北日本クルーズ(1道5県)は3本の記事に分けて投稿します。
①茨城千葉周遊>商船三井フェリー乗船(1日目)については、下記でリンクします。今回は2日目~3日目15:00の内容です。

②苫小牧周遊>新日本海フェリー乗船>秋田周遊(2日目~3日目15:00)

2日目は雨模様で、やはり海からの景色が見通せるものではなかったので、おとなしくレストランで食事、朝風呂、二度寝、吹き抜けのラウンジで微弱に入る電波で通信したり。夜行で発生する朝の起床や、起床すぐの下船の案内にせかせかすることもなく、苫小牧13:30到着までとてもゆったりとくつろぎながら過ごすことができました。
下船したら、千歳で鮭のリアルな遡上を見学します。

左上から時計回り:南千歳でバス待ちの間にラーメン/千歳水族館、淡水の大水槽/千歳川の水中を観察、雨天で濁った水から現れる鮭/新日本海フェリー船内掲示の通過ポイント地図/入道崎の断崖/なまはげ/苫小牧東港出港後の夜景/八郎潟を延々と貫く一直線の道路/入道崎灯台


千歳水族館

苫小牧港で北海道上陸して3時間強を千歳水族館に絞って観光です。当日は千歳に大雨警報が発令されJRダイヤも乱れたなか、訪問を確実にするため苫小牧>千歳間は特急を使用しました。千歳駅からは徒歩で移動。
楽しみにしていた千歳川の水中を直接観察するゾーンでは、濁った水のなかから鮭が突然現れては消えます。何もかも見える水族館とは異なり、見えない様子が本当の川であることを実感します。

直接千歳川を水中観察、ここを見るために来館
ときおり濁った水のなかから突然現れる鮭 満身創痍の姿に驚く

春夏秋冬の千歳川の移ろいを観察できる、日本でここにしかない素晴らしいコンセプトと施設に感動しました。雨の中徒歩で訪問になりましたが、行ってよかったですし、ぜひ人にもお勧めしたい施設です。


▼新日本海フェリー乗船
水族館を終え、再度徒歩移動で千歳駅に戻り1駅移動した南千歳駅が、新日本海フェリーターミナルのある南千歳駅に向かう路線バスの乗車場所です。やはりフェリー接続用のバスを利用すると移動が安心で気楽です。向かうのは秋田港、到着は朝7:00です。

苫小牧の夜景

秋田港に向かうフェリーは南下して新潟、敦賀が終点です。秋田下船は日本海を走りだしたばかり、くらいの距離かもしれません。フェリーは少しレトロな雰囲気で入浴や食堂は寄港の時間に合わせて開閉するため、営業時間の確認はしておいたほうがよいです。私は朝風呂に入りたかったのですが、秋田入港前は浴場は閉鎖時間でした。

ゆうかり船内

秋田に到着した際にはかなりの土砂降りで、港から秋田駅に向かう路線バスで窓を殴るような雨に見舞われ、秋田駅から少し距離のあるレンタカーの営業店を探して歩いた際にはリュックも随分水にぬれている状態でした。せっかくのドライブが残念だな、と思いながら一路、秋田の最西端に向かいます。

▼東湖八坂神社
運転の途中の道の駅で、東湖八坂神社の奇祭の様子がDVDで流れていて、スサノオのヤマタノオロチ退治の再現をするという祭りと神社を知り、なぜ出雲?の疑問とスサノオに惹かれて神社を検索して立ち寄りました。神社は静かで大きくはなく、看板等もほぼなく駆け足で参拝しただけでよくわかりませんでした。旅の後に少し情報を探してみても奇祭、とのことですのでわからないことも多いのでしょう。
ただ、私は出雲から秋田の日本海航路は以前はかなり交流があったと思われるので、秋田の地でもスサノオの伝説が身近なものだったかもしれないのと、地元の伝承と一体化させて残ってきたのかな、と推察しています。

入道崎(秋田最西端)

東湖八坂神社を後にして男鹿半島へ入っていくと徐々に雨が上がっていき、秋田最西端の入道崎に到着した時には青空が見えました。やはり端っこの景色は青空がよく似合います。
近くを北緯40度が通っており、モニュメントが建っています。北緯40度は世界的な都市が並んでいて気候が異なることから試験にも出やすいようです。スペイン(マドリード)→イタリア(ナポリ)→トルコ(アンカラ)→中国(北京)→日本(秋田)→アメリカ(ニューヨーク)
この位置にあの都市が?と考えると、灯台から見える景色も何か違う景色が見えてきそうです。

白黒ボーダーの灯台、内部見学可能
入道崎灯台からの景色

▼八郎潟
男鹿半島の端からは八郎潟をつっきるドライブをしました。日本で琵琶湖の次に広かった湖を、昭和32年から昭和52年の20年かけて干拓した大事業で、黄金色に色づいた実りの大地の間を延々と一直線に東西に延びる道路をひたすら走り、満足しました。

延々と一直線に伸びる道路


秋田駅まで戻ると、ここから宿泊地、山形県の酒田を目指して電車で移動します。早朝の景色から天気が回復したので、気分は上々です。日本海は夕日が大変美しいので、その時間に海岸線ぎりぎりを走っていく電車は大変楽しみです。

SW_北日本クルーズ3/3(1道5県)へ続く


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