見出し画像

2.大切な人が離れていく時の悲しみについて

大切な人と合わなくなってしまい、いつの間にか距離ができてしまうことってありませんか?

自分にとって大きい存在であればあるほど、
苦しみは大きく悲しく辛いものです。
これは親子、夫婦、恋人、友人など
すべての人間関係全般に言えます。

そこで相手が離れたことで辛く感じた理由を
わたしなりに掘り下げてみると、
「もう、もらえなくなる」という感覚がありました。
「もらっていたもの」とは自分にとって得になること。
その人と一緒にいたことでいろんなものをもらって
得していたと心のどこかで感じていたのです。

愛情、安心、思考、知識、人脈、センス、承認、居場所 などなど。

物資的なものではないので一見わかりにくいですが、
人と人との間には目に見えないものがたくさん行き来しています。
そこには「お金」などの物質的なものも含まれます。
そういうものはわかりやすいですね。

そのようなものが、もうもらえなくなる…!
今までは当たり前のように受けていた恩恵を失うのは恐怖です。

もらいたくなる原因は不足感からくる恐怖心

どうして、そんなにもらいたいのでしょうか。
それはそのままの自分では足りていないと思っているからです。この思いを根っこが持っていると、いつまでももらいたがる。

でも人の魅力って美しさや、お金、能力とか
そういうものだけではない。
アホだったり
ずるかったり
ルーズだったり
頑固だったり
弱かったり

そういう一見隠したくなるような点も
その人の愛らしいパーツです。
全部ひっくるめてその人です。

「人は長所で尊敬され、短所で愛される」

これはひすいこうたろうさんのお言葉だそうで大好きな言葉です。

もうすでに人はいろんなものを持っています。
わたしもたくさん持っている。
もしかしたら、もらっていたのはわたしだけではないのかも。自分の持っているものに価値があると気づきませんでした。

そして一番単純なこと、
ただ楽しかったから一緒にいたのです。

辿りついた根っこはただその人を大好きだと大切に思うシンプルな気持ちでした。

楽しかった
ありがとう
尊敬してる
大好き

でもそれぞれの道を歩んでいく。
ただそれだけ。

ある時期とても合ってもいい
そして合わなくなってもいい

人生は無情。
存在するすべてのものは絶えず移り変わっていきます。
人間関係も同じ。
人は変わっていく生き物だから、
関心も変わり合う人も変わっていく。

だから自分の価値とは関係なく、
離れていく時は離れていく。
ただ時が来た、お互いのために。

でも辛い時はまずはいっぱいいっぱい嘆いて
たくさん悲しみましょう。
我慢しなきゃいけない感情なんて一つもないのだから。
だって悲しいものは悲しい、寂しいものは寂しい。

きっとこれからもわたしはたくさんのものをもらい、
たくさんのものをあげるでしょう。

わたしが意識したいのは
自分は持っていないという恐れを前提に
もらうのか、あげるのか。
自分は持っているという安心を前提に
もらうのか、あげるのか。
これを心の羅針盤にしたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?