親から金を借りるなんて！
しかも団地に住む無職の
年金受給者の両親に…

アラフォー独身、実家住まいの私が
自立もせず親からお金を借りるなんて。

絶対にありえない！！！！！

と、思っていたのだけれど…

母が私が受けたい講座のために
お金を出してくれると言っていたので
ここはもうお願いすることにした。

二人姉妹の長女の私は
プライドも高く自立心も強い
ザ・長女の典型とでも言おうか。

かっこいい私でいたい
憧れられる存在でいたい
キラキラ輝いてる私でいたい
そんな虚栄心の塊みたいな人間。

だけど自分の中には
カッコ悪い私もいたし
みっともなくて隠したい私もいた。

人にお金を借りるなんてありえない。
いや、母は「あげる」と言ってたけど
一応、出世払いします…と言った。

お金というのは人生において
ラスボス的な存在で大きな大きな
テーマに私には思える。

不安を煽るのも、恐怖を煽るのも
お金がきっかけになることがほとんど。

お金のことが心配で心配でたまらない
そんな人生マジで嫌だったから
自分で稼げる人間になりたかったけど
今の私はこれが現状なんだ。

私は心の癒しが好きで
全ての国民が教育で受けるべき
とても大切な大切なことだと
本気で思っている。

私は自分一人の力では自分を受け入れる
なんてことできなかったし
頑張らない生き方を体現してる
生身の人間に出会ったこともなかった。

セッションを半年間受けてみたけど
それはそれは素晴らしい経験ができ
自分のことにどんどん気づけた。

こんな面白いこと他にあるのか！？
と言いたくなるくらい心の癒しは
最高に気持ちが良くて面白いのだ。

なので、更に自分を癒しつつ
心のことも腑に落としていくことは
私にとって何よりも優先順位が高いこと。

講座にお金を使うなんて
今まで考えたこともなかったけど
人生で最高の自己投資をしたと
私は思っている。

人に頼ることも、甘えることも
情けない自分を認めることも
できない私を許すことも
全然できなかった。

お母さん、お金をくれませんか？
なんて恥とプライドが邪魔をして
情けなさすぎて言えなかったけど

今は弱い私のまま
できる人の力を借りて
前に進もうと思っている。

だから、お母さん
本当にありがとう。

親を頼るような娘には
なりたくなかったし
むしろ親を支える私に
なりたかった。

本当はたくさん稼いで
親に楽をさせてあげたかった。

トイレが綺麗でお風呂も綺麗な
素敵で快適なお家に住んで
年に一回は家族で温泉旅行に行って
美味しいもの食べて…

そんな暮らしをさせてあげたいなぁ
とほんのり思っていたのだけれど…

結局いつも
あなたに助けてもらってばかりだね。

あぁ…情けない私…
だけどありがとう。