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私の心が感じることを辞めた瞬間


そもそも私は中学校で
学校生活が限界だった。


無駄な勉強に友達ごっこ
田舎のスクールカーストに
将来役に立たない勉強。


くだらないなぁ…
上手くやってるフリも
もう限界だった。


高校だけは卒業しとけと親に言われ
しょうがなく通ったが、この生活が
あと3年も続くのか…と思ったら
うつ病になった。


診断されたわけではないけど
今思えば自称うつだ。


毎日が灰色の世界だった
心の底から笑えなかった
誰一人信頼できる人がいなかった。


高校生活で一度でも
楽しい!と感じた記憶がない。


ただただ退屈でつまらなくて
早く卒業したいと思っていたし
いつも孤独を感じていた。


ストレスで食べ過ぎて太り
この時から生理も来なくなった。


この世から喜びも楽しみも
トキメキも希望も消えた。


と同時に、大きな苦しみも
悲しみも感じなくて済んだ。


心が感じることをやめたのだ。



その代わり無味無臭の
ただただ退屈な日々が続いた。


早くここを抜け出して
どこか遠くへ…
私が自由になれ幸せになれる
素敵な場所に行きたかった。


それはきっと
海の向こうだと私は思った。


英語を勉強しお金をため
私は念願の海外へ行った。


1年間のワーキングホリデー。


絶対に英語ペラペラになって
英語を使って活躍できる仕事
をするんだ!と頑張った。


カッコよくて素敵な自分に
私はなりたかったのだ。


海外に行けば私は幸せになれる
と思っていたがそうではなかった。


元々、友達を作ることが苦手で
人との関わり方が分からなかった。


そんな私は友達ができなかった。


一緒にご飯を食べたり
話したりする子はいたが
心はいつも一人だった。


大好きだった人にもフラれ
海外に夢を抱いていた私は
こんなもんなのか…
とガッカリした。


私は海外に行けば
楽しくて幸せな日々を送れる
とずっと勘違いしてたのだ。


幸せになりたくて
私は日本を離れたけど
結局そこでも幸せになれなかった。


そして、それは繰り返した。


恋愛をしても
転職をしても
旅に出ても
独立しても


私は心の底から湧いてくる
自由や喜びを味わえなかった。


なぜならば
私の心は感じることを辞めたから。


生きていることが辛過ぎて
嫌なことをしなければいけない
日々が苦し過ぎて


私の心はあの時閉じたまま
自分の感情を見失ってたのだ。


私はずっと自分を見失ってて
そんな自分を探しに旅をし
恋をし仕事をした。


しかし何をしても
本当の私が分からなかった。


見つからなかった私は
ずっと心のど真ん中にいたから。



私が見つけるべきものは
その心の扉を開ける鍵だった。


鍵を開けたら
今まで仕舞い込んでたものが
ドバドバ〜と出てきて苦しかった。


感じたくなかった
悲しみや苦しみや怒り。


開けなきゃよかった…
そう思わずにはいられないが
自分を知ることがやめられない。


それは
ようやく気づいてもらえた…
と私の中の私が言っており
開けたことで私は癒されるから。


だから私は扉が開いたことが
私を知れることがとても嬉しい。


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