見出し画像

映画紹介<3>マリーゴールドホテルで会いましょう

私の恩師が先日52歳の誕生日を迎えました。

お祝いのメッセージを送った際に、何気なく「人生100年時代、まだまだ折り返し地点ですね!」と書きました。その時に思い出した出来事があります。

20歳の学生たちに「君たちはあと80年も人生あって楽しみだね!」と言ったら、「無理。そんなに無理。やることない」「そんなに長くなくて良い」

と、とても後ろ向きなコメントを返してきた子たちが意外と多かったことがありました。そんなものでしょうか。

私は自分の前に広がる時間の壮大さに可能性を感じており、歳をとることを前向きに捉えてい流ので、学生たちの反応に驚きました。でも、それは私の周りには憧れとなるパワフルに生きる50代、60代が多いからかもしれません。

今日ご紹介する映画はそんな人生の先輩たちが力強く生きる姿を描く映画、「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」です。

【キャッチコピー】インドの風がささやいた。やりたいように、やればいい。

【あらすじ】

「インドの高級リゾートホテルで魅惑の日々を」という謳い文句に惹かれて、最後の棲家を決めたイギリスからやってきた7名の熟年の登場人物たち。待っていたのは高級リゾートに“なる”予定のオンボロホテルだったというストーリーです。

最初は戸惑いや波乱もありますが、徐々にここでの生活を受け入れ、たくましく生活をしていく心温まる作品です。

【感想】

この作品には「マリーゴールドホテルで会いましょう-幸せへの第二章-」という続編があります。私は続編まで観ることで、作品の魅力が存分に味わえたと思います。

「現在だけが今を作るのだ」

登場人物のイブリンという女性の言葉です。イブリンは、インドに来て仕事を探し、自分の人生を切り開いていきます。

日常生活を描いているので穏やかな雰囲気で進みますが、インドというパワフルな雰囲気に登場人物たちが、たくましく生きていく姿は生きる情熱のようなものも感じられます。

「何事も最後は大円団」

これはインドのことわざです。

「大円団でなければ、まだその途中なのだ」というこの映画に流れる想いもとても好きです。

何歳になっても、変化を受け止め、夢を見る。

書いていてまたこの映画を見直したくなってきました。

見終わってしばらくしてから、またもう一度見たいと思う作品が、本当に自分にとって大切な作品なのかもしれません。

何歳になっても情熱を注ぐ先を見失わなければ、日常は輝いて見えるものだ、と思う作品です。

今日も最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

Emi




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?