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フェスとは"熱"である

行けるかどうかじゃないんすよ。
行きたいかどうかが大事。

ホームレス小谷さんが言い放った
「天才万博チケット」手売りの極意。

行く気のない人に何かを売っても、興味のない人にとってはダルイだけじゃないですか。
そうじゃなくて、行きたい気持ちが少しでもある人の"熱"をどれだけ拡大させるかだ。

と続く。

 まるでキャンプ場に落ちているもう真っ黒な炭に息をふーっと吹きかけて再び赤くなるそんな行為に聞こえる。面白い。

 小谷さんによると、その場で一生懸命どれだけの想いでやってるか狂ったように伝えて、相手がうわーっと笑って盛り上がったら、お代として、もうチケット買ってもらえるんだと。

 つまり未来のフェスに向けての期待よりも前に、今盛り上がった感覚に未来への期待を乗せたチケット代だ。なんて愉快♪

 息を吹きかけられて、ふーっと赤くなった炭は、きっとフェスでもっと強い風に当たり、みんなでボーボー強く燃えるんだろうな。

 第一、この話を聞いている時ですら、私たちはもうホームレス小谷さんの話に釘付けで引き込まれている。

 そして既にチケットを買った人も次々と未来の誰かにギフトチケットを買う。売れればさらにヒートアップしてホームレス小谷さんの話も興に乗ってくる!
これはもうバナナの叩き売り状態w

良い音楽フェスですよの押し付けもない。

2週間で200枚をひとりで売り捌く男

 この人は普段、遅刻ばかりしてダメな人だけど、ここぞという時にぶちかましてくれる。

 遅刻といえば、昔友達3人でホームレス小谷さんの50円依頼(※)を買って、11時に駅で待ち合わせたことがある。
 案の定遅刻し、15時に来た小谷さんは、
ほんとすんませんって言うんだけど、よくよく聞いたら、起きて遅刻したなあと思ってカレーうどん食べてたんだって笑 オイッ

※50円依頼とは、50円でなんでも小谷さんが付き合ってくれるチケットのことです
(ただかかる費用はお支払いします)

 それでも、自分の仕事とあらば、きっちりやってくれる。そういうところがプロ。プロのホームレス。

 宣伝して欲しい人を連れていけば、ちゃんと話をひき出して、みんなに良いところを伝えてくれるし。落ち込んでたら、元気になるような丁度いいストーリーを話してくれる。

 チケットが飛ぶように売れて、毎年の天才万博が熱気を帯びて大盛り上がりなのは、この人の生き様からくる影響力のおかげなんだよな。

俺は全員と友達になる自信がある。

と断言する小谷さん。
「顧客は潜在的に売り手と友達になりたいと思ってる」って話を聞いたことがあるけど、だとしたら、みんなチケット買うよね、そりゃ。

2週間で200枚のチケット売る男!かっこいい!

人はキャンプファイヤーしたい生き物

 そんなところどころから火種を集めてる天才万博。毎年大盛り上がりするみんなの忘年会。

 毎日それぞれの人が自分の役割を生きてる。でもフェスとは祭りであって、人はそもそも炎を燃やしてキャンプファイヤーしたい生き物だと思う。普段の仮面を脱いで、野生に帰る!!

そんな天才万博のチケットはこちらで買えます!


…っが、どうせならホームレス小谷さんの手売りで買ってみませんか?

めちゃくちゃ笑えます!
あなたの中にある火種に風を吹き込んでくれるはず笑

小谷さんに会えるかもしれないCandyはこちら!

各地に飛び回っていらっしゃるので、あなたの町にもいるかもしれません。


わたしにも熱い気持ちあるよって方は、
スキ押してってね!
あと、天才万博で会いましょう!

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