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大AI時代の歩き方

今ChatGPTに代表されるAIが話題です。世の中は産業革命と呼ばれる大きな変革を何度か経験してきていますが、このAI時代は、第四次産業革命と言われています。いつの時代もそうですが、革命の真っ只中にいる場合、意外とそのことに気づけないものです。後になってから、あ、あのときは革命途中だったんだ、ということが分かる(理解できる)のであって、今起きてますよ?といわれても、なかなかピンと来ないものです。

なぜか

革命の途中には、何が正しいか、何が間違っているかを判断する基準がなく、どうそれを使っていけばいいかがわからないからじゃないかと自分は思います。マニュアルがないのに、答えの無い質問が次から次に降ってくる状態。例えばChatGPTにしても、ガンガン使っていこう!と表明している企業もあれば、うちでは禁止だ!という自治体なんかもあります。

機能軸だけで捉えれば、こんな便利なものはない・・・、はずなのに、人の判断によっては、使える使えないの基準が分かれてくる。これは要するに、明確な指針がないから。解釈が個人により異なるから。その解釈を行う人の立場によってその組織の向き先が変わる(ChatGPTを使わないという方向で仕事をせざるを得ない状況になる)ということなのかと思います。

明確な指針がない中で人生を航海しなければならないこの大AI時代において、大事なのはいったい何か?

そんな答えを出してくれているのが、以下ホリエモンの動画にあったのでこれをご紹介します。


堀江さんによると、AI時代は、大脳の外注ができるようになった時代であると言っています。つまり、脳の機能の外部化。人間の機能は今までいろいろと外部化されてきました。例えば足。足の主機能は歩くこと。この「歩く」、つまり移動する、遠くに行く、という機能を外だしすることで、今まででは到底辿り着けなかったような場所まで移動することができるようになった例が、例えば「自転車」や「車」といった移動手段であることは理解がしやすいと思います。

この足の機能の外部化(移動手段の発達)によって人の生活はどう変わったか?。生活の範囲が劇的に広がったため、例えば身の回り半径1キロ圏内でしか生活できなかった状態から、5キロ、10キロと半径が伸びていきます。要するに選択肢が増え、自由に住む場所を選べるようになった。

上記は一例ではありますが、そんな変化が起きているというのが人間の機能の外部化によりもたらされる変化です。

ではAI時代の脳の機能の外部化によってもたらされるのは何か?考えることが外だしできるようになった結果、人は何をする必要が出てくるか。それは、その機能が正しい結果を返しているか、あるいは返ってきた答えをどう扱うか、を決める必要がある、ということだと思います。

自転車も車もそうですが、外部化された機能(モノ)は、使いこなせて初めてその機能を十分に発揮します。使いこなすためには、練習が必要です。自転車も何度も乗って、何度もこけて、傷ついて、初めて身についていきます。

AIもそうでしょう。何度も使ってみて、あれに使える、これに使えるという試行をなん度も積み重ねることが、AIを使いこなすというフィールドに到達できる唯一の道だと思います。

なので、この時代の最大の間違いは、「使わない」という選択だと考えています。使わない、ということは要するに今までと同じ機能だけで生きていく(外注せずに生きていく)、という選択です。車を使えば隣町まで5分で行けるのに、怖いから、という理由で1時間かけて歩いていく。車は使わず足であるこうぜ!です。だって車は人をいひくし大怪我につながるからこわいじゃん?ってやつです。

わかる、わかるよ?それも。だけど、その選択をした未来には、豊かな未来は待っていないということもわかると思います。

後から見て、あ〜あのときはAI革命が起きてる真っ只中だったね〜と笑えるように、革命の真っ只中からAIを使いこなしていこうじゃないか。なかなか生きてるうちに産業革命みたいなものが起きるってこともないと思います。どう考えてもあと数年後の社会の教科書に載るレベルの話なので、みんな胸を張ってAIを使いこなしていこうじゃないか。

ではまた。

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